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職場のウェルビーイングを高める(後編)ひかるんにインタビュー!

皆さま、こんにちは!

今週もハピオブの公式noteをご覧いただきありがとうございます!

食欲の秋ということでついつい食べ過ぎてしまっている、ハピオブ広報スタッフのYです。笑
今週もよろしくお願いします!


職場のウェルビーイングを高める

さて、今週も先週に引き続き『職場のウェルビーイングを高める 1億人のデータが導く「しなやかなチーム」の共通項』(ジム・クリフトン+ジム・ハーター著、古屋博子訳、日本経済新聞出版)をもとにウェルビーイングについて紹介していきます。


​前編はこちらです。


5つのうち最も重要なキャリア・ウェルビーイング


ウェルビーイングには5つの要素があります。

・キャリア・ウェルビーイング    日々していることが好き
・人間関係ウェルビーイング     人生を豊かにする友がいる
・経済的ウェルビーイング      上手にお金を管理する
・身体的ウェルビーイング      やり遂げるエネルギーがある
・コミュニティ・ウェルビーイング  住んでいるところが好き

ギャラップの調査によると、この5つのうち最も重要で、かつ他の4つの要素の基盤となるのが「キャリア・ウェルビーイング」です。

この理由は、すべての条件が同じである場合、日々のことに生き生きと取り組めば、それに伴って豊かな人間関係や、より充実した経済生活、健康、より深いコミュニティへの参加に繋がるからです。


マネジャーとの時間は、1日のうちで最悪の時間

上記の見出しは衝撃的な文章ですが、1日の時間の使い方について詳細な質問をするナショナル・タイム・アカウンティングという手法を使った調査によって明らかになりました。

パワハラ的なマネジャー→従業員の飲酒、薬物問題、不眠症などの原因となる。
部下に無関心で関与しないマネジャー→従業員が感情的に疲弊し、業務にエンゲージしなくなる原因となる。

このように、従業員の感情や経験はマネジャーの行動に大きく左右されるのです。

しかし!すでに、パワハラ的マネジャーや部下に無関心なマネジャーが組織にいるからといって諦める必要はありません!組織はこうした問題を解決できます。

マネジャーにスキルを身につけてもらい、効果的なコーチに育てることができれば、従業員が日々営む「経験」は劇的に改善されます。


リーダーは何をするべきか

では、従業員が日々営む「経験」を劇的に改善するために、組織のリーダーがするべきことは何でしょうか?
本書では、以下の4点が挙げられています。
・必ず組織の全員が自分の強みを知っているようにする

・従業員の心身に悪影響を及ぼすマネジャーを排除する

・マネジャーをスキルアップして、ボスからコーチに変貌させる

・ウェルビーイングをキャリア開発の会話の一部として定着させる

この会話の一部として定着させる方法の一つに前々回の記事で紹介した1on1があります。
前々回の記事はこちら


ウェルビーイングの専門家ひかるんにインタビュー!

今回は1on1を支援している弊社のひかるんにインタビューをしてみました。

――――組織のリーダーがウェルビーイングの実現に向けて、「マネジャーをスキルアップして、ボスからコーチに変貌させる」べきとありますが、ボスからコーチへ変貌させるとはどういう意味ですか?

ひかるん:上司がボスからコーチに変わると、部下の幸福度はぐんと上がりますよ。
ボスマネジメントとは簡単に言うとマネージャーが決めたことを「やらせる」相手には裁量権がない状況のことを言います。 例えば子どもに自主的に部屋を片付けて欲しいと思っている母親がいたとします。 相手の意思関係なく一方的に「片付けなさい!!」と言って言うことをきかせたとします。 ボスである母親が監視している状況では 子どもは片付けをするかもしれません。 ですがこの母親がいなくなった時にこの後は掃除をするでしょうか?しませんよね。「させられている」と感じることは、嫌になるはずです。

一方コーチ として関わるマネジメントでは、内発的動機を大切にします。 
「自分が動きたい!!」そう思うから行動にエネルギーが生まれるわけです。 コーチは相手が問題だと思っていることに耳を傾け、 思考を言語化するお手伝いをします。 そこで
・理想
・現状
・部下がその問題に対して今現在行なっているアプローチは何なのか、 
・その方法は効果的なのか、
・ もっと効果的にするアイデアはあるのか、
・ 何をもってしてそれができたと評価するのか 
などなど、質問して行動を促すお手伝いをします。 他にも経験学習という側面や、幸福を感じやすくなるためのエフィカシー(自分なら出来そうだと思える力)などを高めるためにも有効です。長くなってしまうのでまたどこかでお話させてください。


――――ハピオブでは1on1を社内に定着させるための指導や支援を行っていますが、実際に指導や支援をしていく中で「ボスからコーチへの変貌」を感じたことはありますか?

ひかるん:はい。毎回感じていますよ。1on1を録画していただき、私たちハピオブのコーチはすべての1on1に目を通しています。今までの癖はなかなか簡単に抜けるものではありませんが、反復練習と適切なフィードバックによって「関係性の改善に効果があった」と、上司・部下、双方から嬉しいお声をいただいています。


――――最後に、1on1支援におけるハピオブの強みを教えてください。

ひかるん:いままでたくさんの方々の1on1を見せていただいているので、現状どの地点にいらっしゃるのか分かり、打開策が的確にアドバイスできることです。
また、私たちが居なくなったとしても自立して上司の方がコーチとして育ち、会社の文化として根付き、続けていけることが一番大切です。定着率にはとにかくこだわっています。

まとめると、こんな感じです!
・コーチングを専門的に学んだ人事コンサルタントが面談者別に支援するからこそ成果が出る (個別支援>画一的支援)
・クライアントの育成担当者と並走して進めるプログラム設計であるため、育成担当者が1on1社内スーパーバイザーとして継続的に1on1を改善できる

お客様の声

実際にハピオブが1on1の支援をしている会社の方々の意見を少しだけ紹介します。
・コーチングについて上司とともに学ぶことができている。(将来自身が面談者となった時のイメージが持てる。)
・業務以外のプライベートのことも話してくれて、自分に対して心を開いて接してくれている感じが伝わってきた。
・設定した課題に対して短いスパンで振返りができるので、自分の弱点や成果がわかりやすい
・正直今までは1on1を「やらなければいけない」と考えていたが、今は「やりたい」に変わった。

このように、1on1の質向上だけでなく、お客様の1on1に対する考え方にも変化がありました!

おわりに

今週は、ウェルビーイング専門家のひかるんにマネジャーの在り方や1on1について解説してもらいました。個人的には、「ボスからコーチへ」がとても印象に残っています。この考え方は、企業の中ではもちろん日々の生活でも生かせると感じたからです。これからは、相手に「やらせる」のではなく、相手の内発的動機を意識して接していきたいです。


次回は、合同会社ハピオブのメンバー紹介を予定しています!乞うご期待!

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合同会社ハピオブ 広報スタッフY



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