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アメリカでは1週間に3時間以上が過半数。日本人のリスキリング実行を妨げるものは何か(調査結果編)

まもなく2023年も終わりですね。
皆さんは、今年の学びはいかがでしたでしょうか。

私自身は、仕事を通して新しい領域に挑戦することが多く、そのために必死で未経験の分野を学んだ1年でした。お客様の事業やプロダクトを理解するために、生成AIについて勉強したり、採用だけではなく、組織デザインができるように、スタートアップの人事戦略を学びました。年明けからは、スタートアップにおける人事評価について、インプットしていくつもりです。

リクルートの調査で、
日米のリスキリング比較に関するものが出ていました。

調査結果のサマリーは下記の通りです。

  • 「学びが必要」日米とも7割が回答

  • 学び、リスキリングの実行には日米で差がある(1週間で3時間以上 アメリカ:52.8%、日本:24.7%)

  • 日本人は現在の仕事と学びの両立ができない

  • アメリカでは「教養」のために学ぶ。日本では「業務」のために学ぶ

出典:リクルート・Indeed「グローバル転職実態調査2023」


出典:リクルート・Indeed「グローバル転職実態調査2023」

業務のために学ぶのに、仕事と学びを両立できない、
なんとも皮肉な結果が出ています。

学びの弊害要素としては、家庭との両立(30.5%)より仕事との両立(41.7%)の方が高く出ていますが、
日本には、そもそも仕事と家庭を両立できていない人が多いと思われます。

性別や世代を問わず、
現代社会は多くの人が仕事と家庭生活の両立に向き合っています。
若い世代であれば育児、ミドルシニア世代は介護など、
ケア責任を負っている人が多く、
新たな学びへの時間捻出やエネルギーを確保することが
難しい状況があります。

私自身も大学院に通っていた時がそうでしたが、
リスキリングのために、パートナーをはじめとする
家族の協力は必要不可欠でした。

今のままでは、ケア責任を負っている人は
学ぶことにも後れを取ってしまう。
リスキリング実行を阻害しているのが、
育児や介護であるとすれば、
もっと業務時間内でのリスキリングが認められていいのではと思います。

次回は、日本人のリスキリング実行を阻害する要因について考察してみたいと思います!

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皆様、よいお年をお迎えくださいませ。


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