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台湾通なら知っておきたい!台湾にしかいない動物5選

豊かな自然と多様な動植物に恵まれた魅力的な島、台湾。

台湾は、たった日本の九州ほどの大きさでありながら、四方を海に囲まれているため、固有種も多い場所として知られています。

今回は、台湾でしか出会えない動物たちを紹介します!

台灣黑熊/タイワンツキノワグマ

玉山国家公園ホームページより

台湾の山々に生息するツキノワグマは、首の周りに白い半月形の模様が特徴の固有種。

台湾に生息する唯一のクマであり、その可愛らしさから、高雄市のマスコットやお馴染み台湾観光局のキャラクターとしても、起用されています。

「高雄熊」ホームページより

しかし、森林伐採の他、熊を漢方薬として使うことにより、タイワンツキノワグマの数は減少。

保護活動が行われていますが、現在200~600頭ほどしかいないそうです。

ちなみに、高雄の壽山動物園にいるタイワンツキノワグマの波比(ボビー)は、人間のように立ち上がる姿を見せ、観光客を和ませています。

壽山動物園より提供

思っていたより、背筋よく立っています笑
人間よりも姿勢がいいかも笑

石虎/ タイワンヤマネコ

台北市立動物園ホームページより

台湾に生息する唯一の野生のネコ科で、固有種。

大きさは家猫ほどで、丸耳に美しいまだら模様、太いしっぽが特徴です

主に台中や南投、苗栗の標高1000メートル以内の低い山で生息していると言われています。

苗栗にあるスターバックスでは、タイワンヤマネコをモチーフにしたカップも販売されるほど、その愛らしさはピカイチ。

しかし、土地開発や野良犬、交通事故などによって数は年々減少。

現在は300~500匹しかいないそうです…。

台湾では、台北市立動物園で見ることができます。

台北市動物園ホームページより
台北市動物園ホームページより

こちらは2020年に生まれた、タイワンヤマネコの赤ちゃん。

ぐっ、、、可愛すぎる、、、(2枚目のちょっと怒ってる表情がたまらないです)

台灣獼猴/台湾サル

フォーカス台湾HPより

台湾に生息する唯一の霊長類で、固有種。

ぱっと見ニホンザルとよく似ていますが、ニホンザルはしっぽが短いのに対して、台湾ザルは長くて太いしっぽを持っています。

台湾全土の山に生息しており、観光客がエサやりをしだしたことから、しばしば人の食べ物を奪ってしまうことも。

雪霸國家公園HPより

高雄にある国立中山大学では、大学内にも台湾サルが下りてくることがあり、コンビニからパンが盗まれたり、生徒のサンドイッチが奪われたりすることもあります笑

白面鼯鼠/カオジロムササビ

雪霸國家公園HPより

台湾固有種のムササビ。

顔からお腹、手にかけて白いことが特徴で、とても愛くるしい姿が人気。

低~中程度の山に生息しており、昼間は巣穴などで休み、夜に活動します。

その姿を見るために、カオシロムササビを観察するツアーもくまれるほど。

玉山国家公園ホームページより

台灣野山羊/タイワンカモシカ

雪霸國家公園HPより

名前にシカと入っていますが、実はウシ科。

また、カモシカと呼ばれる動物は、世界でも3種類しかいない貴重な動物なんです。

そのうちのふたつが、タイワンカモシカとニホンカモシカです。

山岳地帯の森林などに生息し、急斜面のガケなどもらくらく上れてしまいます。

台湾生命大百科ホームページより

タイワンカモシカは運動能力がとても高いことで知られており、時速20キロで走ることができ、2メートルの高さを飛び越えることができると言われています。

まとめ

台湾は小さな土地にもかかわらず、長らく他の大陸から離れていたことから、多くの固有種が生息しています。

しかし、どの動物も人間の土地開発などでどんどん住む場所が少なくなり、動物の数も年々少なくなっていることが現状です。

わたしたちが今すぐできることは、野生の生き物を捕まえたり買ったりしないこと、外のゴミは持ち帰ることです。

できるところから少しずつ活動して、人と動物が気持ちよく共存できる世界を作っていきたいですね。


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