占い好きが占いを辞めようと思った話
私は占いが好きです。いや、好きでした。
いつメンタルが壊れてもおかしくないブラック環境で働いていたときも、占いをすることで希望を持ち、助けられたことは何度もあります。
過酷な状況にいて悪い方に考えてしまう、凝り固まった思考を、占い師は上手に方向転換してくれていたのです。
きっとカウンセリングのような効果もあったのかなと思います。
余りにも苦しかったこともあり頻繁に利用し結構な額になったこともあります。でもそのことを後悔はしていません。
それがなければ私はおそらくメンタルを病んでしまっていたと思います。
ではなぜ占いを辞めようと思ったのか。
それはとても最近のことです。
あるサイトから占いを依頼したのですが、私がどういう人間かについて書かれていました。
そこには、「あなたは数値では測れない部分でのIQが凄まじく高いです」というようなことが書いてありました。
もう私には心の中でツッコまずにはいられず、
「いやいや!数値で測れない=本当かどうかは誰も分からない ことについて褒めるのなんてめちゃくちゃ簡単やん!!!!!チョロすぎか?!」
などと思ってしまいました。
まあ、要するに 私の中では占いはカウンセリングのような、心に寄り添ってくれるものというイメージがあったものが、
測り得ない能力が高い、などというようないかにもインチキっぽい占い師が言いそうなことだったこと。
それは、自己啓発やビジネススキル書、処世術などの本を読んで「実践してみた」かのような「ビジネス色」のようなものを強く感じてしまい興醒めしたのです。
占いが嫌いになったのではないのですが、これをきっかけに、自分は占いに一喜一憂し、少なからず依存してたのではないか?と考えました。
それは私の望む私の姿ではないなあ、と思いました。
最近はとくに、何かへ依存するということについてよく考えています。
何が起こるかわからない時代だから、拠り所はいつでも自分でいたいと、改めて思いました。
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