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読書はタイミングだ!

皆さん、読書はお好きですか?
もちろんでしょ!って言葉が返ってきそうな気がします。

私が小学生の時、家の大きな本棚に、『世界の文学』という本がたくさん並んでいました。20冊以上あったかな?

Tちゃんが本好きやから、と親戚宅で眠っていたものを送ってくれたような記憶があります。

私が小学低学年の頃、鍵っ子で、テレビや本がお友達な時代がありました。

もちろん友達もいましたよ。
ただ、1人の時間も好きだったんです。

『世界の文学』

どんな本かというと…
1冊ずつ箱に入っていて、長編と短編集が何話か集まった分厚い、ハードタイプの本でした。
本の題名は『世界の文学』でしたが、日本のお話もありました。
全部は揃っておらず、抜けてる巻もあり、箱のない巻もありました。

私は家にいる暇な時、最初はそれを1巻から7巻くらいまで読んだ気がします。
主に夢中になって読んだのは、

「トム・ソーヤの冒険」
やんちゃなトムが、浮浪時ハックと、秘密基地を作ったり、海賊探しの冒険に出る物語。

「赤毛のアン」
孤児院から老兄妹に引き取られた、赤毛でおさげ髪、空想好きな女児アン。親友ダイアナと友情を結び、勉学に励む。成長したアンは教師になり、老兄妹の自慢の娘になる物語。
でした。

スラスラ読めた本もあれば、ただ読んだだけの本もありました。
その後は時々…、その内、全然読まなくなりました。

『世界の文学』は高校生くらいまで、本棚にありましたが、読まない本を置いとくのも勿体無いと、家族で話し合い、図書館に寄付することにしました。

長年家にあったのに全部読めてないことが、勿体無い気がしましたが、もう読む時間もありませんでした。

寄付する時、「この本がどこの図書館、図書室で使われてもいい」というような同意書に親がサインをしたと思います。

その後、成長するに連れて、自分の本棚の本は、自分で選び、小説、辞書、マンガ、占いなどが並んでいたと思います。

高校生の時、映画の原作本を買った事がありました。
『紳士同盟』1巻2巻、どっちも。
映画は仲村トオルくんが脇役で出演していたので、その原作本だと喜んで買いました。
本を読み始めると、映画の内容ではない別のお話でした。
読む気がなくなり、また本棚で眠ってしまうことになりました。

社会人になり、ブックオフで中古本の売り買いが、簡単にできるようになった時、本棚の整理を始めました。
『紳士同盟』
帯には薬師丸ひろこさんと、時任三郎さんの写真が。。これも売ろう。
でも、売る前にもう一回、読破にチャレンジしよう!

読み始めると…
詐欺師の手口の話でした。
内容をちゃんと覚えてないんですけど、めっちゃ面白くて、超スピードで読んでしまいました。

そう言えば、映画『紳士同盟』も詐欺師の話だったな。

なんであの時、読めなかったん?
ってビックリするくらい、夢中になって読んだんです。
それから『紳士同盟』は、確か気が済むまで読んでから、売りました。

今思うと、何でもタイミングだと思います。
その時、興味が湧いたり、心情に合ったら、時間がかからず無理なく突破できてしまう。
あと、すぐに判断しないことも大切だと思います。
『紳士同盟』を映画と違うから嫌だと思わずに、もう少し読み進めていたら、もっと早くその本の面白さに気付いていたかもしれません。

小学生の頃、読みきれなかった『世界の文学』も、どこかの誰かのタイミングに合って、喜ばれていたらいいな。

読書に限らず、良いタイミングで、良い出会いが出来たらいいですね。。

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