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『「事業計画書」作成講座 』

実践的。早速、新規事業計画を作成するためのフレームワークとしてに使用した。

今回読んだ本は『「ビジネスモデル思考」で新規事業を成功させる 「事業計画書」作成講座 』(手塚貞治 著)

読書のきっかけ

新規事業の担当に任命された。
しかし、何から始めたらいいのか分からかったため、新規事業立ち上げの方法について知りたかった。
急ぎ情報が必要だったことから、図書館ですぐに借りられる本の中で最もレビューが良かった本書を選んだ。

何について書いてある本?

新規事業を成功させるための事業検討フローと、それらを内外に示す事業計画書の作成方法。

ハイライト

1章から6章の順で実行していけば、新規事業計画を立案できる構成。
1.環境分析
2.要件定義
3.事業テーマの設定
4.戦略策定
5.体制整備
6.収益計算

事業計画が的外れなものとならないように、まず初めに経営陣とともに新規事業立ち上げの目的、目標数値の設定、要件定義を十分に確認し、合意を得ることが重要だ。
新規事業は何かと経営陣の判断を仰ぐことが多い。その中でも必ず抑えるべき要点がまとまっていたので、確認項目の整理に役立った。

この本をどう活かす?

新規事業立ち上げまでの計画の全体像を、本に忠実に作った。
計画の詳細は、各章の具体的な内容を参考に、自社に合わせて考えていきたい。

新規事業を立ち上げる場合には、ゼロからすべて自分で考えるのではなく、すでに確立されたフレームワークを活用し、自社に転用するのが良い。
なぜなら、フレームワークというのは先人たちの失敗の成功の積み重ねだからだ。もし自分が思いついた方法で、現在、情報が残っていないとするなら、それは先人が失敗した策だからである。素人が、いきなり史上初の発明をする確率は限りなくゼロに近い。それであれば、フレームワークを使い、先人の経験をショートカットすることが新規事業成功への近道である。

こういう人におすすめ

会社内で新規事業の立ち上げにかかわる人に薦めたい。
新規事業には過不足ない情報収集、検討、計画が必要だ。
事業計画なく新規事業の立ち上げ作業を始めるのは、設計図を書かずに大工さんだけでいきなり家を作り始めるようなものだ。
また、独立開業する人が、起業テーマを考える際にも参考になる。


めでたしめでたし

立崎直樹

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