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自分や周りの動くスピードが、突然速くなる。

小学生の頃から36歳になった今でも、
不思議な感覚が時々訪れます。

言葉では表しづらい現象。
簡単に言うと、

自分や周りの動くスピードが突然速くなって、
手と耳の感覚が、異常に研ぎ澄まされる


最近では1年に1回くらい、
学生から独身時代は、多い時で2ヶ月に一度は起きていました。
特に深夜、10〜15分くらいはこの感覚が続きます。

どんな感覚なのか具体的に書いてみるので、
似た現象が起きる人がいたら、ぜひ教えてください。

・自分や周りの動くスピードが、突然速くなる。


「あ、またなった、、、」と気づいて始まります。

たいてい深夜なので、
そもそも動いているものが少ないですが、
例えば、時計の針。
いつもの2倍くらい速く、そして秒針が大きく聞こえます。
時間がどんどん進んでいる感じ。

身体を動かしてみると、
スーパーサイヤ人になったかのように、
一つ一つの動作が速く、ダイナミックになる。
寝ている状態から起き上がろうとすると、
誰かに背中を押されたみたいに、グワっと身体が勝手に動くかのよう。
首を振っても、歩いてみても、速い。とっても速い。

声を出すと、
いつもの2倍くらいのスピードで喋っている気分に。
たとえ、ゆっくり喋ろうとしても無駄。
それに、自分の声じゃないみたいな感覚でもある。

どんな動作をしても、どんな音でも、いつもより速くて大げさ。
この世界から降りかかる情報量が、2倍になった感じです。

・手と耳の感覚が、異常に研ぎ澄まされる。


そして手。
布団を触ると、生地の表面が持つテクスチャー感が
異常に伝わってきます。

例えるなら、顕微鏡を使って表面を覗くということを、
一本一本の指でしてる感じ。

とにかくテクスチャーのザラつきが
細かく伝わってくる。正直、気持ち悪い。
普段は気にすることのない、ツルツルの生地でも、
こんなにザラザラしていたの?と疑ってしまうほど
この時は感じ方が変わる。

着ているパジャマ、iPhoneのケース、腕時計など、
周囲にあるモノ、何を触っても、いつもとはまるで違う。
素材のひとつひとつの感触が、指を通じて異常に伝わってくるんです。
それに、持ちあげてみると、どれもずっしり重い。

さらに耳。
エアコンの送風音や、外から聞こえる車のエンジン音などが
何層にも重なったノイズとなって、頭にグワワっと降り注ぐ。
音のボリュームも明らかに普段より大きい。

一つ一つのモノの存在感がいつもより増す。
皮膚と耳を通じて、
膨大な情報が、脳へ過剰に届く感じです。


*   *   *
 

このような二つの変化が同時に起きます。
自分の触覚と聴覚が覚醒しているみたいですね。一種のトランス状態?
決して心地よいものではありません。

学生時代は、
深夜に起きるということもあって、いささか恐怖を感じていました。

ただ、昼間に起きるとそこまで怖くはないので、
どうにか早く元に戻らないかと、
いろいろ試行錯誤していました。
身体を何度も動かしたり、大きな声をあげてみたり、
なぜか拙い英語を喋ってみたり、
あらゆることを大げさに試しているうちに、いつのまにか元に戻ります。

最近は音楽を流します。
聞こえてくる音に意識を集中することで、
元に戻れるんです。

結婚して家族で暮らすようになってから、
この感覚が訪れることは少なくなりました。
それでも、忘れたころに突然やってきます。
さすがに30年も経つと、
「久々に起きたな〜」と冷静に対処できるようにはなりました。

ちなみに一番古い記憶は、
小学2、3年生くらいのとき。
自営業だった自宅のお店で、
おじいちゃんと一緒にいるときでした。
当時は今以上に何が起こっているのか理解できず、
「なにかへん」とおじいちゃんにボソッと伝えるだけでした。

寝ぼけているとか、勘違いとかではなく、
小学生の頃から30年間ずっと、確かに起きている現象なので、
本当に謎です。。。


似たような症状を持つ人、どなたかいませんか?


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Takehiro Oishi
映像ディレクター/ ビデオグラファーをしています。
仕事ではドキュメンタリー広告が中心。ライフワークは子どもの成長記録映像やブライダルビデオづくり。

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