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自由律俳句(no Tsumori) 其ノ百十九

ツクツクは行く夏と共に鳴く。


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最後まで鳴いている蝉は、この辺りではツクツクボウシかと思います。ツクツクの鳴き声が秋虫の声と混じる日は、ある意味で二つの季節をいっぺんに味わえる、ということで贅沢な日になるのかしらん。

しかし、蝉の鳴き声は同じなのに、気温や日差しや風の様子が変わった中で聴くと、なんとなく物悲しく感じるのは何故なのでしょう。秋の雰囲気の方にキモチが引っ張られてしまっているのかしらん。


(余談:写真の蝉の抜け殻の持ち主は、ツクツクではないと思います。ヒメハルゼミ辺りでしょうか??)

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