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アカメガシワもアチコチで

漢字は赤芽柏と書くそうで、写真で分かるように新芽が赤いのと、葉っぱをカシワと同じように食べ物を盛る葉として使われたから、とのことからのこのネーミングのようです。

大きく育つと、秋には黄葉する大きな木になるそうですが、写真のように歩車道を分ける縁石ブロックのスキマに生えることも多く、そうすると大きくなる前に大抵が切られちゃいますね。

しかしこんな風に雑草化する樹木、ってすごくないですか。「可能性がわずかでも、生えてみせる!」 の声が聞こえるような気がしてしまいます。

アカメガシワとの出会いは数年前の散歩中にふと、花に気付いたことでした。先端が腰ぐらいの高さだったので観察しやすく、薄緑色した1〜2センチほどの綿毛のように放射状に広がった丸いものがいつくも連なって上に伸びていて、その様子が可愛らしかったのです。

一度その存在を認知すると、近所のアチコチに実はいっぱいいた、アカメガシワにピントが合うようになりました。

切られても切られても成長してくるのもいますが、成長すると切られてしまうので大きくなれません。

しかしその中の一つに、ニンゲンの背丈より大きく既にになっているせいか、枝を剪定はされますが木自体は残されているアカメガシワ がいます。生えている場所も絶妙で、昔花壇みたいな場所なので、だから見逃されているのかな、という感じです。

どこまで成長できるのか・・・ドキドキしながら見守っています。


【参考図書】「秋の樹木図鑑」林 将之 廣済堂出版 ¥1600+税


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