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彼岸花、今年も。

 彼岸花、または曼珠沙華。この花を意識するようになったのは生まれてだいぶ経ってから、ここ数年のことである。意外な感じで、草っぱらみたいなところに他の植物に混じって負けじと咲いていたりする△

一度気付くようになると、この時期には確か…と歩行中に目が探す。去年ここで見た、と記憶しているところであれば、目を皿のようにする。上の写真の彼岸花は場所を記憶していたので、咲いているのを見つけたときは顔がほころんだ△

野で見かける花の色は単純に赤と言ってしまえば簡単だが、筆者の目には光の加減のせいか少し違って緋色や茜色に見える。白は少ない、と思っていたらどうやらそれは当然で彼らは自然交雑種だったりするという。他には園芸種もあり、黄色やピンク色の花もあるとか△

それにしてもその様子が、他の植物と大きく異なることに興味を引かれる。まず緑色の茎の一本だけが葉を伴わずに長く伸びその先端に蕾を持って、やがて花を咲かせる。それでお終いかと思うと葉は花の後から、実は出て来るそうだ。花が終わるとどうしても、関心を失ってしまう。今年はなんとか、彼岸花の葉を見ようと思う△

花一つ、だた眺めていれば気楽だが文章にしようと思うと案外な労力がいる。今までは写真を撮ってアップ、で終わりだった。だがもう少し思ったこと、その花についての何かしら、を書けるようになりたいと思っている△

一年に一度しか咲かない、花たちとの一期一会を大事にしたいので。

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これより上は、天声人語のルール(603字/6段落)に沿って書いてみる、に勝手にただ今挑戦しています。お読み下さり、ありがとうございました^^!

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