私的厠事情於台湾。トイレはどこですか?
台湾旅行に行ってきた。人生初めての海外旅行でもあった。
めっちゃくちゃ緊張していたけれど、台湾だから日本語がフツーに通じて、たいしてそんなことも無いか???と思った2日目。
トイレはどこにあるんだ?
今年、本厄がトイレ地獄に陥った話です。
1日目は、松山駅周辺(餃河街夜市とかある)あたりをぶらぶらしていたので、駅周辺にあるめっちゃ既視感のあるテナントが並ぶ商業ビルを拠点に用を足していたのだった。
しかし、2日目。龍山寺と由化街を巡った日。
緊張が取れて、案外どうにかなるなと余裕が出てきたのかもしれない。
トイレはどこにあるのだろう??
龍山寺では、剥皮寮のトイレで事なきを得た。
いや、そんなことなかった。トイペがない。
剥皮寮のトイレは綺麗に整備されていて、洋式を見かけてすぐ飛び込んだ。
トイレの除菌ジェルも備え付けだ。
いつもは、除菌ジェルがあればしっかりと拭くのだが。この時は余裕がなかった。
さっさと用を済ませると、なんとトイペがない。
除菌ジェルの周辺にあるはずのトイペがない。なぜが便座カバーはあって、トイペはなかった。
急いでいたのには理由がある。
なぜなら大だからだ。
トイペがないのはガイドブック等で既に知っていた。流しても大丈夫なポケットティッシュを常備をして事なきを得る。
しかし、ポケットティッシュは心もとない…。
いったいどういうことだと外に出ると、通路の向かいの壁にルンバぐらいのサイズのでっかい何かが張り付いている。これがトイペ?
下部から紙が覗いて見えた。トイペに間違いない。
どうしてこんなところにトイペが…とそのトイレを後にする。
もしかしたらこのとき、このルンバサイズのトイペ機を見たのかもしれない。
注意。トイペ機はどこも同じかたちじゃない。
暑いので台湾ドリンクを爆飲みしつつ、次の目的地に向かう。由化街だ。
お目当ては、ガイドブックに乗っていた魯肉飯のお店。そしてお土産の雑貨屋をいくつかまわり、喫茶店に入っても良しというプラン。
が、魯肉飯の店は残念なことにやっておらず。別のお店でおすすめの魚丸スープと魯肉飯を食べた。孤高のグルメ激推し。暑いのに、スープを飲んだらさらに暑い。
とにかく暑くて仕方がなかった。通りがけで見つけた、良さげなドリンク屋てミルクティーを買う。
そういえは、ほとんどミルクティーしか飲んでない。でも、その度ことに香りが違うものだから面白い。
ぐびぐびと飲んで、飲み干してしまう。
あ、これはやばかった。
当たり前だ。トイレに行きたくなる。
トイレ、トイレ、と慌てる自分。
気づけば由化街の端っこまで来たせいで辺りは閑散としていた。
近くにトイレがあるようで、厠所と赤いペンキで書かれた看板が見える。矢印は視界の向こうを刺していて、視界の端に同じような赤い文字と矢印が見えた。
どこまで連れていかれるのか分かったもんじゃない。とにかく一旦戻って市場のようなところを当たってみよう。でも、どんどん膀胱は言うことを聞かなくなってくる。
コンビニがあるよ?
パートナーが言う。そうだ。見慣れた看板そのままに立ち並ぶ、セブンイレブンとファミリーマート。歩いていればこのどちらかに出会う。そこにトイレはあるはずだ。
ない。どこにもない。
台湾のセブンイレブンは、オーナー権利が強いのか?
すみっコぐらしに支配されているコンビニを見かけたし、どこからともなく扉から大型犬が出てきて我が物顔で出ていくコンビニもあった。
残念なことにコンビニはトイレがない。
とりあえずあるかどうかわかんないショッピングモールっぽいところに戻ろう。あるかどうかわかんないけど。
だんだん口数が減る自分に、パートナーが声をかける。
あるかどうかわかんないのに、どうして戻るのか!?
はっとしてGoogleマップでトイレを調べる。
さがすと少し先に、公衆トイレ見つけた。
クチコミは、「ないよりまし」。
そんなことない。ちゃんと水洗、トイレットペーパーありの素晴らしいトイレだった。
床は水浸しだったけど。
鍵を締めないのか? 初め開けたトイレに人がいてびっくりしたけれど…
なんとか救われたのだった。
ほっとしていると、トイレ騒動に巻き込まれたパートナーが具合を悪くし、近くの公園を見つけて休んだ。
そうだ、公園。公園の地下にはトイレがあった。人は焦ると公園にトイレがあることも忘れる。
注意。初めて行く場所の公園を確認しておくこと。
それにしてもその日はとても暑かった。これまで生きてきた例に漏れず、旅に出るに限って生理周期が巡ってくる。生活リズムの変化で、ズレてはいたけれど。
ナプキンが蒸れる。歩いていると痒くて痒くてしょーがない。
そういう星の元に生まれたのだ、ああ早く婦人科いって低出量ピルをもらうのだと思った。
日本にいるならトイレはどこにあるか、どこにいれば借りられるか分かる。
ちゃんと外のトイレ事情をリサーチしておくのだった。
旅慣れたパートナーに聞くと、
「我慢するか、飲食店か喫茶店で済ますかじゃない」
食事にしろ、カフェ休憩にしろ、そういう店舗内でトイレを使用するために茶をしばく発想がなかった。お茶代はトイレ使用代か。
そもそも普段こんなにドリンクなんて飲まない。初海外、初台湾で気持ちが浮かれていたのた。こんなにドリンク屋があるなんて珍しいもなと思う。
でも、よくよく考えたら日本にはやたら自動販売機がある。海外旅行者は、目に付いた自動販売機を珍しさで買ってトイレ地獄に陥るのだろうか。
注意。海外ではドリンクを飲みすぎないこと。
この時は、まだ気づけていなかった。余裕をこいていた。
厄年って本当に来てるなと思ったのだった。
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