『きのう何食べた？』のクリスマスレシピに挑戦！　その2 １２月25日

　今日は、昨日に引き続き、『きのう何食べた？』のクリスマスレシピに挑戦してみた。香草チキンに、セロリサラダに、あさりのミートスパゲッティだ。あさりのミートスパゲッティは、19巻収録のエピソードで、別にクリスマス定番料理ではないのだけれど、ミートソースが作り置きできるものなので、冷凍して後日にラザニア料理で使えるから作ってみた。

　まずはじめに、セロリのサラダから。これは、小日向さんカップルとのクリスマスホームパーティーのエピソードで出てきたレシピ。それを、冷蔵庫の事情から、元々のレシピで入っていたきゅうりをトマトに変更した。ツナ缶は、半分残すのも面倒なので、全部使い切ったけれど別に食べられないほどではなかった。レタスも本当はちぎったほうがよかったのだけれど、ボリューム感にひよって、レタスはやめてしまった。結構あそんでいるけれど、味は基本レシピどおり！　セロリの爽やかさが、スパゲッティやチキンを食べたあとの箸休めにばっちり。

　ミートソースをそもそも作ることが初めてだった。購入したばかりのフードプロセッサーの威力を目の当たりにして、思わずその切り刻まれていく様子に見入ってしまって、もう少しでペースト状になってしまう、そんなとき旦那に声をかけられてなんとかやめられた。あっという間に細かくなるものだから、みじん切りに格闘して疲れている人びとは、あまねくフードプロセッサーを購入したほうがいいと思う。そのあざやかさをもう一度見たくって作りたくなるだろう。初めての料理を作るときはそのどきどき感も含めて好きだ。慌てて計画通りに行かないとパニックになることも多いけれど（今回ももちろんパニックになった）、それを上回るものがあるから諦めずに作るんだろう。

　そのミートソースを作っている裏で、香草チキンの処理もした。今回うまくオーブンの調理ができなくて、その焦りで後半前頭葉を酷使した。旦那とはいろいろあって、調理中はお互い一切口だししないことになったから、ダイニングに旦那がやってくるとソワソワしてしまってさらにパニックになった。手際が悪くて、次の工程にうまく移れなかったり、工程の順番を決められなかったりするのだ。自分でもほとほとピンチに陥ると、いつも異常にポンコツになるんだなあと思った。

　そんなこんなで、できあった時には、だいぶ精神力を使い切って、もう美味しくないかもしれないとブルーな気持ちで旦那に謝っていた。とりあえずあさりのミートスパゲッティを食べると、その素朴な味のなかに何種類もの旨味が合わさった集合体を食べているのだと知覚出来て驚いた。市販のミートソースとは違って、さっぱりした脂に、セロリやにんじんの香りと甘味が絡み合って、入れたハーブとの相性もバツグンだった。パスタからセロリのサラダ、そして香草チキンと永遠と食べていて、箸が止まらなかった。

　再現レシピに、ラザニアに取り組んでみようかしらん。