見出し画像

#34 「助けて」「教えて」を言う勇気

自己決定性


「嫌われる勇気」
という書籍がベストセラーとなっていて、いまだに書店では面陳列をして、ランキングにも入っていたりしますよね。みなさん、読みましたか?


ずいぶん有名にな書籍なので、書籍名だけは知っているという方も多いと思いますが、書籍名だけを見て

「えぇ~~私は嫌われたくない~~そんな勇気いらない~~」

なんて言う人もいるのは、ちょっと残念です。

タイトルがキャッチーなので、まぁ、そういった(読んでもいないのに)アンチが出ることは仕方ないと思いますが、この書籍はアドラー心理学の書籍です。

アドラー心理学では5つの柱がありますが、その中の一つ

自己決定性

というものが、この「嫌われる勇気」にずいぶんと出てきます。


人間は自分の人生を描く画家である。
あなたを作ったのはあなた。
これからの人生を決めるのもあなた。

アルフレッド・アドラー

このように、アドラーさんは言っています。

自分の人生を描くのは自分である。どんな絵を描くかは自分次第だってことです。

さて、本日のタイトルにもある「助けて」「教えて」を言う勇気ですが、トップに立つ人は、なかなかこれが言えない人が多い。

スマホの操作やPCなど、絶対若い人の方が知っていることでも

「教えましょうか?」

なんて言われたら

「これぐらい自分でできる!」

とイラっとする人もいます。


他人の人生を生きている!?

きっと、できない自分を馬鹿にされたくない…という心理が働いているのでしょうが、これは「こんなことを聞いたら馬鹿にされる」と思い込んでいるということですよね。

スマホの操作を教えたくらいで、部下が馬鹿にするなんてことはないでしょう。

また、仮にあったとしても、それは【他人からの評価】…要するに【人からどう見られているか?】を気にしているということですよね?

スマホの操作を教えて、上司を馬鹿にする人がいたら、その人の教育をなんとかしないといけませんが、あなたが「そんなこと自分でできる!」と跳ね返したところで、その人は成長しません。


ちょっと回りくどい話になりましたが、要するに、人からどう見られているか?を気にしているということは、アドラー的に言うと、他人の人生を生きているということです。

アドラー心理学の考え方は

自分の人生を決める、運命の主人公は自分自身である

と言われています。

これを【自己決定性】と言います。

過去と他人は変えられません。

自分と未来は変えられます。


自分がどう思われるか?ではなく、どう生きたいか?を考えて、何をするか決めていけば、自分の人生の主人公になれるわけですね。


「助けて」「教えて」は他者貢献

部下や仲間に「助けて」「教えて」と言って、助けてくれた教えてくれたとき、その相手には【貢献感】が出ます

アドラー心理学では、幸せの条件の一つが「貢献感」があるかどうかです。

あなたがお願いをすることで、相手には貢献感が生まれる…

ですから、あなたが「助けて」「教えて」というのは、なんと!【他者貢献】にもなるわけです!!!

素晴らしい!!

もう馬鹿にされたくないとか思わないで、素直に分からないことは、分からないと弱みを見せることが、他者貢献になるとは…

ということで、社内ではどんどん弱みを見せて「助けて」「教えて」を頻発させましょう!



本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


◆メルマガ登録で無料動画セミナー!

以下より、メルマガ登録をしていただくと、
「自分とチームの成長を加速させワクワクする未来をつくる方法【指示ゼロリーダーセミナー】」(動画)

「指示ゼロ人財」が育つメール講座(全5回)のメールセミナーを無料で受講ができます。

指示待ち人材➡指示ゼロ人財にしたヒントが盛りだくさんですよ♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?