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60歳からの英語ー楽しみ方

「今日は私(講師)の方から質問させて頂きます。英語のレッスンをとても楽しんでいらっしゃるのですが、何か意識されていること、コツはありますか?」

「ありません!(爆笑)目的がないのがいいんですかね?学生のころは学校や親から強制されている感じに抵抗していましたし、卒業してからは勉強どころではなかったので、今レッスンを受けることがひたすら楽しいんです。それに本当にできるようになっていると実感できているし。」

「どういうところで実感できますか?」

「最初はCDを聞いても全くわからなかったし。ABCの字の名前と実際の読み方が違うことも知らなくて、本当になにもわかっていなかったので。今は読み方の基礎がわかったので、知らない単語も読めるし、初めての音を聴いてもところどころ知っている単語が耳に飛びこんできて、なんとなくこういうことを言っているのかな?ってわかるんです。すごいじゃないですか!」

「会話もできるようになりましたよね。」

「そうそう、それもすごい!先生の英語がわかるし、答えも単語を教えてもらえるのでどんどん言えるし。英語を長年習っている友人がいますが、いまだに何を聞かれているかわからないし、答えも単語でしか答えられないって。単語とか文法とかに拘らずにいろいろな会話をさせていただけるところがすごく楽しいです。言いたいこと、お話したいことがたくさんあるんです。知ることも楽しいし。でも単語に拘っているとこれ言いたいけれど単語わからない?ってなりますよね。ここのレッスンは単語を全部教えてもらえるから言いたいことがどんどん出てくるし、それで逆に単語もどんどん覚えられるんです。意識的な暗記は苦手なので、1日10こ覚えるとかとてもいやで。面倒くさいし。それがないのがとてもいい!」

「単語がわかっても何を言っているかわからないとか、単語がわかってもどうやって英文にしたらいいかわからない、っていうことありますか?」

「・・・ないんじゃないでしょうか?よく質問の意味がわからないかも?
あ、会話だと文法はとっても間違いますね。いつも直して頂いています。」

「なるほど。英語音がしっかり入っていて聞ける人、文法構造が英語音から自然に入っている人は、単語以外は全部わかるから逆に単語に固執しないんでしょうね。だからどんどんしゃべれるし、楽しい。単語以外全部できるから逆に単語!と思うのかも。それって英語をすでにマスターしている人が急に専門的なことの通訳をすることになって、とりあえず専門用語を覚えるのと似ていますね。英語そのものはわかっている、から楽しいと。」

「あと、もともと人の評価とか気にしない質なんです。人に褒められるのも嬉しいけれど、それより自分がやった!と感じることの方がもっと嬉しいじゃないですか。自分の感覚、自分で感じること。それがないと、世間ていうお化けにふりまわされて、自分がなくなってしまう。これ、若いときに辛い経験をして学んだんです。この感覚、先生にはわかってもらえると思うんですが。」

「よくわかります。結局自分で感じる力が自分を育てるっていうことなんでしょうね。そして自分を幸せにできるのは、自分の感性。ありがとうございました。」

hisako


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