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【エッセイ】電動キックボード

先日の夕方、
歩道を歩いていたら
電動キックボードに乗った方とすれ違いました。
約10分間にお2人。

1台目めの方は私の背後から来て
すぐそばを通り過ぎていきましたが
自転車より静かで
近づいてくる気配も無かったですね。

2台目の方は
前方から来て通り過ぎていったのですが
2人乗りで大人と小さな子どもが乗っていました。

免許もいらないし
車両による渋滞の緩和、
さらに環境にもいいのですから
全国でもここ沖縄県内でも
以前より気軽に利用される方が増えそうですね。
noterの方の中にも普段使いしている方がいらっしゃるのかな。

でも
やっぱり

先のような乗り方をされると
歩行者としてはびっくりというか
ぶつかったりして事故にならないか心配になります。

あらためて考えると
電動キックボードは
車輪の大きさがさほどないので
道路状況によっては不安定になりそうだし
また、免許を持っていない方は
交通ルールに詳しくないかもしれないので
一方通行路に入り込んだり
不幸にも事故が起きてしまったとき
怪我人の救護など…大丈夫?かな?
(これは自転車とも類似しますが)
など、色々と思ってしまいますね。

あるラジオ番組では
交通コメンテーターの方が
この便利な乗り物は免許がいらないので
「免許を返納された方でも乗ることができます」
と話し、
それを聞いたアナウンサーの方が
「えっ⁈、免許を返納された方ですか…⁈」
と動揺された(ように聞こえる)声を出していました。

免許返納をされる方の年齢層は
一般的に考えると
だいたい60代から90代でしょうか。
さらに住まいの近くに医療や日用品などの買い出しができる施設などがあるならまだしも
住居が地方にあって様々な施設と距離がある場合は
高齢の方が病院への行き帰りや生鮮食品、洗剤やトイレットペーパーなどの日常消耗品を買って担いで電動キックボードで移動、、、というのは
キックボードの車種によっては可能でしょうけれど
あまりイメージできません。

交通コメンテーターの方は他にも
キックボード運転者と歩行者とのトラブルを防ぐために
どうすればいいのかを聞かれて
「『歩行者』がスマホなどを見ながら歩かずに前を見て
キックボードに乗っている人は交通ルールに詳しくないもしれないということを頭に置いて歩道を歩いていただければ」
と話されたんですが
『歩行者側だけが気をつける』という意味にもとらえられるので
アナウンサーの方がリアクションに困っていたのか
交通コメンテーターさんは
「互いに相手を思いやる心でお願いしたいです」
と付け加えて思いやり論・精神論でこのキックボードの話題を着地させていました(!)

相手を思いながら、というのは
電動キックボードを使う、使わないだけではなく
そもそも日頃からそう心掛けている人にはトラブルはあまり起こらないかもしれません。

そしてコメンテーターの方は最後に
「これから他にも新しい乗り物が登場すると思います。」
と話されました。
乗り物も変化して進化していきそうですね。

変わってゆく日常。
コロナ禍を経て変化することにきっと慣れてしまった私たちは
今回もまた順応してゆくのでしょうか。


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