専門学校から無職への道のり③

秋がやってきて、内定をもらう生徒があちこちで増えていきます。

私の心境は「やばい、私も急がなきゃ…」ではなく

「マジで就職したくねえ…」でした

放課後は先生と面接練習をする生徒たちで溢れていましたがそんな彼らを見るたびに「あの中の一人になりたくない」と

私は正確には「就活したくない」ではなく「みんなと同じことをしたくない」でした

短大の時も「私は就職せずに専門学校に進む」と少数派な選択をとりました

まあそれは普通に進学して製菓の勉強をしたかっただけで少数派に至ったのはたまたまなんですけど

話を専門学校に戻すと

なぜ皆んなが同じ時期に就活をし始めて、卒業をしたら雇用されに行くのだろうかと疑問で仕方がなかった

就活のタイミングなんて人それぞれでそこまで強制させられる必要があるのか?

社会の暗黙のルールみたいになっているけど別に法律で定められているわけでもなしに

そんなことを言うと「生きていくため」で私みたいなお気楽で甘々な人間は一蹴されてしまうかもしれないけれど

だけれど当時の私の気持ちをここに綴らせてもらう

私の周囲に社会人になって働いている人たちは全く楽しそうじゃなかった

全くは嘘

でもほぼ、ほぼほぼ嫌嫌出勤している人たちばかりだ

夢と希望を抱えて入学したこの専門学校でも苦しい話ばかり耳に入ってくる

「もうケーキを見たくない」とか

私はそんなことには絶対なりたくなかった

それと同じくらい実家も守れるようにならないといけない…!

(一人っ子長女なため)

生きて稼いで実家や畑をなんとか一人で管理していかなければならない…

と、ものすごい板挟みになっていて、苦しくて夜な夜な泣いている日が結構あって、もう絵に描いたような病み期がきてました。


学校に通ったからって別に絶対にその道に進まなければならないわけではないよね?

ある人にそう話した時

「そうだけど、お金を払って通わせてもらってるんだから普通進む」

と切り捨てられて何も言えなくなったのを覚えています。

でも今でも私はそんな絶対はなくてもいいと思ってる

納得させられるほどの説明能力とボキャは持ち合わせてないんだけどね笑


続く。

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