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あと、ひとこと足りない

旅人が残していった
不思議なひとこと。
ありがとう

原田宗典

「百人の王様」




「ありがとう」のイントネーションが違うことで富山で笑われたことがある。あと仕事で「ほかしときます」と言って、怒られたこともある。28歳のとき
言うてる人はそれが正しいと思ってるし、その頃にはもう、そういうことに慣れてしまっていたので「すいません、ごめんなさい」とテケトーに謝ってやり過ごしていた。今に思えば、親から譲られた文化だと反論しても良かったんだろうか、
いや、めんどい


おじいちゃんは自分のことを「わし」という
おとうさんは「おれ」
おかあさんやおばあちゃんは「わたし」と言うけれど、家族を指すときは「うち」
親の決まり文句といえば「うちはうち、よそはよそ」
関西の人は両親を「オトン」「オカン」というイメージがあるみたいだけど、ワタシ自身はテレビで初めて知った。わりと関西ど真ん中で育ったけれど、周りできいたことがなかった
おとうとたちがあるとき、ワタシを「アネキ」「ネエチャン」と呼んだ、なぐった
ワタシはおねえちゃんなので、我が家でおねえちゃんはゼッタイなのだ「おねいさん」でも「おねえさま」でも許さん

アレ?なぐるってボーリョク?きょうだいゲンカの範疇でしょ?
いや、もう、時効ダヨネー

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