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【リハビリ開始】

1時半に顔の濃い浅黒い男性が入ってきた。

「本日からリハビリを担当する黒川です。よろしくお願いします。」と言った。

手術の次の日からリハビリが始まった。

「まず患部を見せてください。」と言われ右の大腿骨を見た。当然のことながらテープが張られ見えないのですが、テープの長さから傷の大きさが分かった。

「膝がどのくらい曲がるか見ていきます。痛かったら言ってください。」

測ってもらうと60度だった。

そう言えば骨折した足が痛くないのだ。

あれほど激痛だったのに痛みは何処へやら。

手術ってすごい!と思った。

しかし、60度しか曲がらず少し・・・いや、結構ショックだった。

足が曲がるようになるのか心配になった。

「これって曲がるようになるのかな?」と聞くと、「リハビリ頑張りましょう。」とだけ言った。

・・・頑張るしかないか・・・

1日目のリハビリは、膝の周りをマッサージし曲がるとこまで曲げて伸ばす事だった。

リハビリ時間は、1時間程度だった。

その後、何かの値が足りないからと再度輸血をした。

点滴前に何かの薬を点滴の中に入れられ、その感覚は冷たく血管へ入ってくる感じがした。気分的に良いもんじゃない。

そう言えば、点滴が上手くいかないと逆流したり液漏れで痛くなったりすると聞いたが、僕の場合は大丈夫だった。

点滴は、これで最後だった。

みなみちゃん、Good job!

つづく

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