hanulu santa

20代後半に筋疾患と診断され、年々ポンコツに。現在電動車椅子で生活。ヘルパーさんにお世…

hanulu santa

20代後半に筋疾患と診断され、年々ポンコツに。現在電動車椅子で生活。ヘルパーさんにお世話になりながらの独居生活。2023年後半は、漫画のような不幸の連続、noteを始めるきっかけとなる。沖縄の海に潜るのが大好きおじさんです。

マガジン

  • 心の倉庫

    現在から過去・・・書き留めたいことを残す倉庫

  • 退院その後

    退院して介護タクシーに連れてきてもらった場所は・・・

  • 沖縄バリアフリーダイビング

    障がいがあってもスポーツができる楽しさを知った。生きている実感を得る為に沖縄の海に。

  • マグロの僕が158日間の入院生活を生き抜く術。

    進行性筋疾患の病気を抱え、何もできないマグロの僕が初の長期入院。158日の入院生活を生き抜く術とは。

  • 不幸は突然降ってきた。漏水で右往左往

    入院中に起きたさらなる不幸。自宅マンション上階からの漏水で右往左往。漏水加害者からの謝罪はない。加害者加入の保険会社は、1か月経って乾いた頃に調査を入れる卑劣な行い。保険担当者の個人情報、守秘義務違反など。知らないと後手に回る現状を読者に知っていただきたいと思う。

最近の記事

継続は力なりい~

時の流れは早いもので、大腿骨を骨折して入院から1年が過ぎた。 退院からは、7ヶ月・・・ 今思うと夢のような出来事に感じる。 去年の今頃は、激痛と戦っていた。 それも、今となっては懐かしい思い出。 骨折の後遺症もそれなりにあり、受け入れて行かないとと思う。 骨折した足は、骨折していない足に比べて、数センチ短くなった。 ひざの関節が両足とも固くなり曲がらなくなった。 骨折した足は、未だに曲げたり持ち上げたりひねったりすると痛みがある。 その他、ひじの関節も硬く曲がらなくな

    • 秋の音色

      僕は、家から出ない。 ひきこもりではないが、外出する用事がないと家にいる。 ・・・ある意味、ひきこもりか その為、季節感がない。 朝、7時にヘルパーさんが来て起床する。 昨夜は、エアコンをつけなくても寝られた。 朝起きると、もわっとした空気を感じ、空気の入れ替えをしたくなった。 ヘルパーさんに窓を開けてもらうと、心地よい風が頬にあたった。 なんて気持ちが良いのだろう。 そう言えば、ここに来て初めて窓を開け空気の入れ替えをした。 窓を開けると外の音が聞こえた。 普

      • 【手術した整形外科に行きたくない】

        3月に入って往診と訪問リハビリが始まった。 往診は、神経内科の先生が自宅に来て診てくれる。 退院の時に、往診の先生に渡してと言われた書類を先生に見せると、急性期病院の先生宛の封筒も出てきた。 そういえば、「退院したら急性期病院に行って診てもらってくださいね。」と言われた事を思い出した。 行く気はないけどね。 と、心の中で思っていたので忘れていた。 それから、往診の度に「急性期病院にいつ行くの?」と言われるようになった。 「もう行きたくないんだよなー」と言うと「行

        • 【春めく】

          退院してから段ボール畑での宝探しが大変だった。 引っ越しの荷物整理を他人に任せると「何処にあるんだ?」と段ボールを片っ端から開けてみないとならなかった。 一人で住んでいたのか?と言うぐらいの荷物の量に気がめいった。 荷物を整理した妹も、さぞや大変だっただろう。 自宅に戻る際は、断捨離をしようと誓った。 URの住まいは2階なのだが、窓の外を見ると1階に住んでいるような錯覚に陥った。 何となく高さを感じない景色なのだ。 窓の外は木が何本か植わっており、地面は芝生で綺

        継続は力なりい~

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        • 退院その後
          8本
        • 心の倉庫
          8本
        • 沖縄バリアフリーダイビング
          6本
        • マグロの僕が158日間の入院生活を生き抜く術。
          81本
        • 不幸は突然降ってきた。漏水で右往左往
          17本

        記事

          【湯船に浸かれる幸せ】

          3月6日の10時半にリフト設置業者が来て作業開始する。 ここの住まいは、自分しか居ない時にインターホンを押されても出られない問題がある。 セールスとかが来た場合は、シカトすれば良いのだがwelcomeの人は困る。 welcomeの人が来るのが分かっている場合は、必ず着いたら連絡くださいと言わないとならない。 ここの住まいは、ドアが厚いので中からの声が聞こえづらいようだ。 これは良し悪しだ。 業者にも予め連絡してもらっていた。 リフトの設置は、2時間ぐらいで終了し

          【湯船に浸かれる幸せ】

          【社会生活を取り戻すのは大変だ】

          退院して通常の生活に戻るのは大変だった。 病院でリハビリをしてたとはいえ、全ての部位をメンテナンスしてた訳ではないので帰ってきて、今までできてたことが、できづらくなっている箇所があった。 肘が曲がらなくなっていたのである。 歯を磨くときに台に肘を載せて電動歯ブラシで磨いていたのだが、肘が曲がらず歯ブラシを持てても、口まで運ぶことができなくなっていた。 使わないとできなくなるんだなと思った。 帰ってきたら帰ってきたで、生活に必要なリハビリをしないといけない。 楽をし

          【社会生活を取り戻すのは大変だ】

          【やっぱり寒い】

          人間は、贅沢な生き物である。 贅沢にできてるのは自分か・・・ 新居に来て2日。シャワー浴では足が温まらずツライ。 第二の心臓、ふくらはぎはぺったんこで、使い物にならない。 おかげで血流が悪い。 このままでは、冷え切って眠れず体調不良になりかねない。 ふと思い出した。 患者会でリフト会社に精通している方を思い出した。 直ぐにその方に電話して、病院から娑婆に戻って来たご報告をし、「シャワー浴で身体が温まらず寝られないので、リフト会社教えてください。」と頼んだ。

          【やっぱり寒い】

          ダイビングの合間のひと時

          沖縄の青い空、青い海を堪能しながら船に揺られる。 潜った後、潮風を感じながらのコーヒータイム。 至福の時間だ。 ダイビング2本目、海の中でどんな子に出会えるのだろう。 そんなことを思いながら、のどを潤す。 船の揺れが心地よい。

          ダイビングの合間のひと時

          【知らない自宅】

          自分の部屋は、何処にあるんだ? 何処から入れば良いのか? 確か2階だよな?エレベーターは何処にあるんだ? 全く分からない。 妹が「お兄ちゃん、こっち」と手招きをした。 ここの部屋番号も4がついた。 このところ4に好かれてるようだ。 室内は、ヘルパーのイケメン君に撮影してもらった動画を見ていたので驚きはなかった。 救いは居室がリフォーム後だったので綺麗だったことだ。 室内に引っ越し用の段ボールが無造作に置かれていた。 これから住めるようにしなければならないと

          【知らない自宅】

          綴る

          書くということは、エネルギーがいる。 僕は、筆不精だ。 日記も3日ともたない。 書こうとするきっかけは、心が叫んだ時だと思う。 叫んだ時は、爆発的なエネルギーによって筆が走る。 しかし、一瞬だけ。花火のようだ。 これが3日坊主の正体だと思う。 一段落した今は、ガス欠状態だ。 書き綴りたい気持ちはあるが気持ちがついてこない。 でも書いている。とても裏腹だ。 今回、色々書き綴ってこれたのは、マグマのように溢れた感情があったからだと思う。 心を綴るとは、不思議なものだ。

          【娑婆へ】

          2月9日この病院に来て3回目の散髪。 相変わらずのクリクリ頭。 3回目になると名前も顔も覚えてもらえていた。 常連に近いものが芽生えてくる。 しかし、病院で常連にはなりたくない。裏腹だ。 そんなことを考えているうちにマルコメになった。 床屋の婆さんが2,000円ねと言った。 あれ?情報では1月から値上がりして2,500円になったはず。 「値上がりしたんじゃないの?」と聞くと3回もカットしてくれたから良いよと言われた。 「今月退院するんだ。3回もカットしてくれ

          【娑婆へ】

          【リハビリスタッフの苦悩】

          リハさんも結構しがらみがあるようだ。 セラピストは、こうあるべきだ!と言うのが強い方が多いように感じた。 言うならば職人なのだろう。 このことを否定はしないが肯定もしない。 ただ、患者に寄り添ってもらいたいだけ。 セラピストをググるとこう書いてある。 「セラピスト(Therapist)とは、専門的な知識や技術にもとづき、心や身体の症状を癒す職業のことです。」 寄り添ってくれる人も沢山いたが否定的な人もいた。 幸い担当の方達は、一生懸命にやってくれた。 めんど

          【リハビリスタッフの苦悩】

          【白衣の天使とは?】

          白衣と書いたが今は白衣ではないのだけど・・・ 一言で言うとナースって大変な仕事だと思った。 ドラマを見てのイメージしかなかったので、実際に知ってびっくりした。 僕のような手間のかかる患者はいるし、噛みついたり引っかいたり暴言を吐く患者がいたり、病院から脱走する患者がいたり、病状悪化で目が離せない患者がいたり、とても大変だ。 また、ナース1人に対して患者の大勢を診なくてはいけない。 そして、複数の患者の記録も書かなくてはならないし。 きっと僕が目にしていない部分も沢

          【白衣の天使とは?】

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          【隣のベッドの困ったちゃん】

          2月6日の話。 朝の8時半ぐらいに4階のリハビリうださんがひょっこり顔を出した。 「リハビリは順調ですか?どうですか?」といつもの笑顔だった。 僕は、「朝早くからどうしたんですか?」と聞くと、 「エガちゃん観てないですか?今日発売日で朝からファミリーマートに行ってきましたよ 。」 と言って紙袋から「江頭2:50監修 旨辛担々麺風味ポテトチップス」「ブリーフ団監修 黒胡椒チーズ味ポテトチップス」の2袋を見せてくれた。 「手に入ったんですか?凄いですね」と言うと「千葉のファミマに2店舗回ったけど両方に在庫ありましたよ~」と言って僕に手渡してくれた。 「悪いですよ」と言うと「いいからいいから」と言ってテレビ台の戸棚にしまってくれた。 うださんが「先生お亡くなりになりましたよ」と言った。 4階の病室の時に、後から来た隣のベッドの困った爺さんのことだ。 この爺さんは、入って来た時には手遅れのがん患者だった。 病室に入って来るや否や「コーヒー」飲みたいとナースに言った。 「先生に聞いてからね」 そこに先生が登場し「何でも飲ませてあげて、治療もできないから」と本人の目の前で言った。 ちょっと気の毒になった。 身体は、伝い歩きができるかできないか微妙なラインで、危ないから大人しくしててと言われていた。 お風呂は2週間以上入っておらず、「汚いからお風呂に入るよ。」と言われてもなかなか入らなかった。 就寝時間近くなるとナースコールを鳴らしてコーヒーを買いに行きたがる。 自分で買いに行くと駄々をこねる。 深夜にベッドの柵を引っこ抜いて車椅子に乗ろうとしたりで、うるさいのなんのたまったもんじゃなかった。 そのうちベッド周りが、センサーだらけになっていった。 ナースに怒られても、お構いなしで平気で悪さをする。 確信犯的行動に感じた。 隣の爺さんのリハビリにうださんが入った。 爺さんの話を耳にすると博学だった。 教員だったようだ。 身寄りも居ないようだった。 隣の爺さんが病室に居ないある時に、ナースが「隣うるさくてごめんね」と言った。 「きっと身寄りもいないし寂しいから迷惑かけて困ったちゃんするんだと思うよ。リハビリの時の話を聞いてると博学で、ちゃんとした爺さんだよ。優しく接すれば、もうちょっと大人しくなるんじゃないの?」と僕は言った。 それからナースの態度が優しくなったように感じた。 同時に爺さんも大人しくなっていった。 そんな爺さんだった。 つづく

          【隣のベッドの困ったちゃん】

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          【2月に入ってから調子が悪い】

          横になると目が回った。 天井が横にスロットのように回転する。 おむつ交換時に転がされると、どうしようもないぐらい目が回る。 ナースに言ってバイタルを測ってもらっても通常通りだった。 精神的にやられてしまったか? ナースからは、「とりあえず様子見よっか」だった。 治らなかったら先生に診てもらう事になった。 そう言えば2階病棟でも同じ事があった。 その時は、数日経って良くなった。 というか知らずに・・・気にならなくなっていた。 今回は、ちょっと重症だった。

          【2月に入ってから調子が悪い】

          【この病院もやばい】

          2月に入って、またナースが辞めた。 情報通り5階は4人辞めた。 交通事故に合って休むナースやコロナ感染で休む人もいて、1月の下旬から人数がいない。 というよりも足りない。 病院全体で、離職者が増えてるようだ。 3階病棟は、13人辞めたと聞いた。 テロに近いと思った。 2階も僕がお世話になった人が2人辞めたようだ。 4階もナースやケアさんが辞めたと聞いた。 知り合った人たちは、とても良い人ばかりだったので残念だった。 こんなに一斉に辞めるものなのか? 経営者

          【この病院もやばい】