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【病院の管理栄養士】
リハビリ病院に移って病院食の話をしていなかったので書きたいと思う。
先ずは、麺類。
前の病院は、毎週金曜日だったがこの病院は隔週の金曜日だった。
うどんしか出なかった。質は同等で腰はない。
でも麺類が待ち遠しいし、出ると嬉しかった。
前にも書いたが白米は美味しかったので、朝はパン食にしなかった。
しかし、定期的に朝にパンが出たので丁度良かった。
そうそう、前の病院ではイチゴのジョアが出ていたが、ここの病院では白ブドウのジョアだった。
白ブドウは僕的にはいまいち。
魚はよくわからなかった。
美味しい時もあったり、前の病院と同じくきしんで歯に挟まる時もあり、美味しくない日もあった。
白身魚のタピカとメニュー表には書いてあるけど、焼かれてるようには見えず、白身魚が茹でられた感じで下味もなく、ケチャップがかかっているだけのいまいちわからないのも出た。当然のこと美味しくなかった。
料理は、美味しい時とそうでない時があった。
昔、給食であった「お楽しみ献立」のような感じで「行事食」が月1回あった。
これは比較的美味しかった。
病室には、階ごとに管理栄養士がいて昼に「お食事どうですか?」と言って回っていた。
4階の栄養士さんは、僕の所に来てどうですか?と仕切りなしに声をかけてきた。
初めは悪いので遠慮がちに言っていたのだが、慣れてくると言いたい放題になっていた。
栄養士さんとも仲が良くなってくると調理場の事情も見えてきた。
僕が美味しいと思う日は、「今日は美味しかったですよー」と栄養士さんに言う。
そのうち栄養士さんが僕が美味しいと思う日を当てるようになってきた。
聞くと厨房でメインで作ってる人が3人いて、女性が作っている時だけ美味しいという事がわかったそうだ。
他の男性の時は、下処理が悪いと言っていた。
冷凍の魚も解凍が悪いと、きしむことが判明したが、そうそう直るものではなかった。
しかし、言えば言うほど反映され、美味しくなっていったように感じた。
4階に移って慣れた頃、ナースの聖さんに「ご飯のお供を持って来てもらってもいいかな~?」と相談すると「先生に聞いてあげる。」と言ってくれ即日OKがでた。
面会時に妹にお願いして、ごはんですよ・塩辛・ふりかけ・カップデリの惣菜やサラダ・辣油・ガムラマサラなども持って来てもらった。
麻婆豆腐が出ても味がいまいちの時に辣油を入れたり、カレーの時はガムラマサラを入れ辛くしたりして食べていた。
生野菜は病院食には出ないので、差し入れサラダはありがたかった。
後は野菜ジュースにヤクルトなど妹がせっせと持って来てくれた。
でも一番美味しかったのは、妹が作ってくれたカツ煮の差し入れだった。
本当に美味かった。感謝感謝。
そうそう、面白い事があった。
フィリピンのケア・バラさんが食事介助に入った時にイカの塩辛を冷蔵庫から取ってもらいご飯にのせてもらった。
バラさんは、「バゴーンですか?」と聞いた。
僕は、「バゴーンって何ですか?」と聞き返した。
いろいろ聞いてるうちに、バゴーンは小魚で作ったフィリピンの塩辛だった。
次の日、バラさんは僕の所に来て「塩辛買って食べて美味しかった」と言った。
それから、僕は塩辛をバゴーンと呼んで取ってもらっていた。
そうそう、この病院食で出される牛乳は、とても美味しかった。
牛乳嫌いの僕が退院後も買って飲んでみても良いかなと思った。
大阿蘇牛乳、常温保存で2か月飲めて災害時にも、とパッケージに書いてあった。
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機会があれば飲んでみて。
つづく
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