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【看護師】転職してよかったこと

こんにちは。하늘(hanulo0)です。

転職して今月で1年半が経ちます。

今日は私が転職してよかったと思うことについて紹介します。これから転職を考えている方の少しでも参考になれば幸いです。

まず、私の経歴についてです。

  • 2018年3月某私立大学看護学部卒業

  • 2018年4月某私立大学附属病院に就職

  • 3年間病棟勤務→結婚・退職

  • 現在、地元の内科クリニックで常勤として1年半勤務

転職を考えたきっかけは
結婚して環境が大きく変わったことが
いちばん大きかったと思います。

今のクリニックに転職して1年半、大学病院の方が実際給料や賞与額も多いですし独身の頃はそれでよかったです。

結婚してからはお金よりも自分と夫婦の時間やQOL(Quality of life「生活の質」)の向上を第一に考えるようになりました。

夜勤がなくなった

病棟勤務していた頃は月4-5回夜勤が
ありました。

勤務先は2交代制だったので拘束時間も長め。16時~翌8時までが夜勤帯でした。

もちろん仮眠休憩はありますが、それも日によって、受け持ち患者さんの状態や手術件数によってまちまちです。仮眠することなく翌朝を迎えることもしばしば・・

夜勤をこなすごとに身も心もすり減っていくような感覚がありました。

不規則な生活で肌荒れはしょっちゅう。
生理周期も乱れまくって2ヶ月遅れることも・・

こんな生活若いときしかできないよねって
同期とよく話していました。

現在日勤だけのクリニックに転職してから規則正しい生活が送れていて、乱れまくっていた生理周期も概ね安定してきました。

夜勤って本当によくないなって実感しました。

電車通勤がなくなった

以前の勤務先は電車通勤で50分ほどのところでした。自宅から自転車で駅まで10分、電車に乗って30分、そこから徒歩で10分かけて通っていました。

日勤は8時からでしたが受け持ち患者さんの情報収集があるので約1時間前には病棟に着くようにしていました。

日勤の日は5時起床、6時出発。

その後満員電車に乗って椅子に座ることもなく電車の壁にもたれて30分ゆらゆら揺られて勤務先へ。それだけでもうへとへとでした。

現在の勤務先は自転車で10分ほどなので通勤時間がだいぶ短くなりました。

満員電車に乗らなくて済むのもかなりメリットです。

クリニックの外来勤務なので事前の情報収集は特に必要ありません。

診療開始時間は8時なので周りのクリニックに比べると早めですが、勤務開始10分前に着いていれば余裕で間に合うのでその点は本当に助かっています。

拘束時間が短くなった

現在のクリニックに転職してから残業はほとんどなくなりました。

大学病院では残業が当たり前。
定時で上がれたことはほぼありませんでした。

自分の仕事が終わってもすぐに帰れるわけでもなく、残っているスタッフの記録やベッドサイドの仕事を引き受けたり・・

インシデントレポートを代わりに書いたこともあります。

当事者じゃないのになんでこんなことをしなくてはならないのって思ったこともあります。

もちろん手伝ってもらうこともあるのでお互い様なのですが・・

現在は仕事がほぼ定時に終わるので家事との両立もできています。

休日が増えた

夜勤があると休日も不規則ですよね。

シフト制はそれはそれでよかったのですが
世間一般的な休日も関係なく仕事していました。

病棟勤務はお正月もお盆休みもあまり関係ありません。

ある程度手術件数は少なくなるので、退院する患者さんも増えて帰れる人は自宅に帰るのですが、状態があまり良くない患者さんや様々な理由で退院困難な患者さんは病棟に残っていました。

患者総数は減るのに重症度だけが変わらない状態です。こういう時って当直帯になるのでなかなか先生が捕まらなかったり・・

お願いだから急変しないでくれって思いながら過ごしていました。

現在は金・日祝休み、土曜は午前のみの外来なので週休2.5日になりました。

休みが固定されているので予定も立てやすいです。

お盆休みやお正月休み・GWはその年によって変わるのですが大体連休は1週間程度お休みがもらえます。

そのほかにも先生の都合で休診になることもあるのでその時はラッキーです。

研修・レポート提出がなくなった

大学病院ではクリニカルラダーシステム(看護師の評価システムを構築してキャリアを向上させる仕組み)を導入していたので1年目からがっつり手厚い教育体制がありました。

日々の勤務だけでへとへとなのに加えて院内外の研修があり、それに参加してレポートを提出しないとラダーが上がらないという仕組みでした。

もちろんレポートを提出しただけではラダーが上がらないので師長・主任との面談やこれまでの仕事ぶりも評価されての結果です。

今年はこういうインシデントを起こしましたね、とか今後こういう資格取得をしてみてはどうか、リーダー業務についてなどなど・・

胃が痛くなる話ばかりです💦

そのほかにも病院全体のラウンドや監査といったイベントが年に数回あり、その都度マニュアルを確認し勉強会を開催していました。

また、その時期になると主任さんたちも忙しいので休日出勤したり、日勤で朝早く出勤しているのに主任業務が終わらないからと打刻してから深夜まで居残りで仕事をしているなど・・

今考えると普通におかしいですが
当時はそれが当たり前でした。

現在のクリニックでは勉強会は月数回あるのですが、午前中の診療終了後に製薬会社の方が医薬品の情報を交えて疾患の説明をしてくれるほぼ受け身なもの。

お弁当も支給されます。

当然レポート提出なんてありません。
研修や専門の資格は興味があれば受けるのは
自由ですが強制されることはありません。

休日や仕事が終わって帰宅してから
レポート作成したり係の仕事をすることはなくなりました。

心に余裕ができた

大学病院勤務時代は常に何かに追われている状態でした。

看護処置、レポートの締め切り、日々の業務、係の仕事・・

本当はもっと患者さんとコミュニケーションを取ったり、ケアに時間をかけたいけれど、時間がないので必要最低限。

日々の業務をこなすことに精一杯でした。

業務を終えて帰るころには身も心もボロボロに。余裕なんてありません。

今後の人生を考えることも、趣味や好きなことに時間を当てることだって後回し。

休日は次の勤務に備えるための充電期間として寝て過ごすことも多かったです。

そのくらい必死に走り続けた3年間でした。

このまま仕事を必死にやっているだけでは、自分の人生が台無しになってしまう、あっという間に30代になってしまうという焦りから

この環境に身を置きながら結婚生活を送ることは厳しいと思いました。

転職してからは時間にも心にも余裕ができたので、余力を残して家事や自分の好きなことができています。

あの頃は本当にキャパオーバーだったんだなって振り返って思います。

最後に

大学病院で勤務した3年間は決して
無駄ではなかったです。

色々な経験をさせてもらったし、忙しいながらも頼もしい先輩看護師がその都度教えてくれました。

先輩に付いていきたくてあの頃は本当によく頑張っていたなと思います。

最初だからこそ看護の基礎を大学病院で学べたことはこれからの人生の財産になると思います。

あの時の経験がなければ今の自分はいません。

同期・先輩看護師・たくさんの患者さんとの出会いに感謝しています。

最後になりますが、今は地元のクリニックでゆるゆると看護師を続けている私ですが
あの頃の経験が役に立っているなと思うことがあります。

働き方や仕事に対する優先順位などは変わりましたが一番中心にあるものは変わっていません。

たくさんの患者さんと日々向き合い、自分自身の人生をより充実させるためにこれからも自分の人生を歩んでいこうと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

私の経験が誰かの役に立てたらうれしいです🌷

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