看護師の身だしなみについて思うこと
こんにちは。하늘(hanulo0)です。
看護師で既婚者の皆さんは、勤務中も結婚指輪をつける派ですか?
それともつけない派ですか?
私はつける派です💍
結婚指輪はつけない派が多い
昔から看護師は手をよく洗い、常に清潔にしていないといけないので
指輪などの装飾品をつけて勤務をすることがタブーとされてきました。
つけない人が多い理由はそれだけではありません。
調べてみると、患者さんと接する機会が多いことから指輪をつけていることで指輪が接触して患者さんが怪我をするおそれがあるとのこと。
↑これはあまりよくわかりません。
私の指輪は石とかついていないただの輪っかでシンプルなデザインを選んだので
今まで病棟勤務もしていましたが仕事に支障を感じたことがありません。
大学病院の身だしなみ
私が3年間勤務した大学病院ではJCI(Joint Commission International)認定病院だったので、国際的にも医療の質が認められていました。
そこでは職員の身だしなみとして新人研修ではかなり厳しく指導されてきました。
看護師として当たり前かもしれませんが、肩に付く髪は結び、長い髪はお団子にするのが基本でした。
ゴムの色は茶・黒・紺色の地味な色で指定。
お団子もネットに入れるのが望ましいですが、4㎝以下のミニクリップを4個までなら使用してもよかったので、当時ロングヘアだった私はクリップを使用してお団子を作っていました。
髪色に関してもスケールいくつまでと規定があったので、定期的に主任・師長さんからのチェックがありました。
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余談ですが、私は生まれてから一度も毛染めをしたことがありません。
ですが、母方の家系が明るい髪色なのでそれが遺伝し、私立中・高に入学した私は当時の風紀検査でだいたい引っかかるので、いわゆる「赤毛届(親に毛染めを一切していませんと一筆書面に書いてもらう)」を提出していました。
これと同じように職場の身だしなみチェックで一度当時の師長さんから「もう少し明るかったらアウトだから、黒染めしないとダメ」と言われたのです。
生まれつきこの色であることを説明しましたが、色が〇スケール以下だから生まれつきでもダメと言われました。
今思えばこれは差別・パワハラ・セクハラになると思います。
その後は、いつもスケールギリギリなので毛染めは免れていました。
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また、下を向くと垂れてくる前髪はサイドをしっかりピンで固定するようにと言われてきました。
看護師2年目くらいからはどうせピンで留めなきゃいけないからいっそのこと前髪伸ばしたほうが楽✌
ってことで、そこからずっと前髪は長いままになりました(笑)
しかし厳しい大学病院の身だしなみで認められていたことがあります。
それは結婚指輪と3㎜以下の丸形ピアスのみ着用可でした。(オペ室勤務以外)
以上のことから清潔操作など普段の看護業務を遂行する上で結婚指輪は着用していても問題がないことが世界的にも認められていると思われます。
クリニックの身だしなみ
地元のクリニックに転職した時、服務心得を配布され確認したところ、
身だしなみに関する記載が一切ありませんでした。("他者に清潔感のある印象を与えるように努める"など抽象的な記載しかなかったです。)
大学病院であれほど厳しく指導されてきたのだから、そこよりはマシだと思っていました・・
最初の頃は周りの様子を見つつ、髪の毛もしっかりお団子でサイドの髪はピンで固定し、結婚指輪だけは着用していました。
同時期に入職した私より5つくらい年上のパート看護師も勤務中結婚指輪を着用していたので問題ないかと思っていました。
また、同じく常勤で私より1か月早く入職した看護師もネックレスと腕時計を着用していたのでここは身だしなみに関するルールはそんなに厳しくないと思っていました。
しかし入職してしばらく経った頃、院長奥さんに勤務中結婚指輪を外してほしいと言われたのです・・
理由を尋ねたところ、手洗いをよくするため衛生的に外してほしいとのことでした。
大学病院では着用が許可されていたのでつけていたことを伝えましたが、
アクセサリーを着用することによってケバイ印象を患者さんに与える?
という理由で着用しないでほしいと言われました。
結婚指輪がケバイ??
その理由には納得できなかったです。
まだ転職して間もなかったので"郷に入っては郷に従え"ということで結婚指輪を外す決断をしました。
また、その他のアクセサリーに関しても外すように指摘されたため(なぜか私だけ)勤務中は何もつけないというのが主流になっていました。
しかし、産休から戻ってきた常勤看護師は普通に結婚指輪を着用しているではありませんか。
ご本人に確認したところ、結婚指輪を着用して1年間くらい勤務していたけれど、外すように言われたことはないと言っていました。
そこから矛盾しているなと思いました。
なぜ私だけ外すように言われたのか・・
ずっと疑問でした。
これは完全なる不公平・パワハラ・セクハラになるのではないかと。
雇用契約時に身だしなみに関するルールが一切記載されていないにも関わらず、
ケバイとの理由で結婚指輪を外すように言われたのに、前からいる常勤さんに指摘しないのはおかしな話です。
そこから一種の反抗?・・ではないですが(笑)
私も勤務中も結婚指輪を着用するようになりました。
着用しだしてから半年くらい経過しますが、
今のところ外すように指摘されていません。
あれはなんだったのでしょう・・
一度外すように注意したにも関わらず、また着用しだしているからもうお手上げということでしょうか(笑)
いずれにせよ、身だしなみに関する明確なルールを作りたいなら職員全員に提示すべきですし、公平にしてもらいたいところです。
職場で決まったちゃんとしたルールなら私もそれに従うつもりです。
まとめ
今回看護師の身だしなみについて思うことを書いてきました。
身だしなみって自分主体ではなく相手に与える印象なので、相手目線で考えることが大切だと思います。
自分が患者として利用している病院で綺麗で清潔感があって愛想が良くて・・
こんな看護師だったら信頼できる!
という皆さんの看護師に対する理想像があるかなと思います。
確かに誰から見ても非の打ちどころがないというか、悩むくらいならそういった装飾品をつけない方が無難なのはわかります。
でも看護師ってもっと自由であっていい
と思います。
結婚指輪くらいは着用していても衛生的に問題ないのは、大学病院勤務時代からわかっていますし、衛生面を気にするならそこは大丈夫ですと言いたい(笑)
結婚指輪をつける、つけないは個人の価値観・考え次第でいいのではないかと思います。
身だしなみに関しては華美にならない、清潔感があって、業務に支障がでない範囲であれば認められていいのではないかと思うのです。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
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