5月20日

 家族関係、最悪だな…と思う。孤独に生きて行く覚悟は出来たが、自分だけの力ではいっぱいいっぱいで、ネットに縋れば、私みたいな悩みを抱えている人が沢山居るのだと気付き、少し救われた。
 非を認めず、謝れない母親。賢母の皮を被った毒母だという。
 利己的で人の話を聞けない妹。話が飛躍しすぎて、ひたすら絶縁を望まれた。
 悲しくて涙が出る私がアホだという気がしてくる。私の心とは、一体何なのだろう。
 ふと、この状況を面白がってやろう…と思う自分の脳みそを、若干愛おしく思う。すぐ忘れてしまうので、こうして書き留めておくのだが、ちゃんと覚えていられるか怪しいくらい、すっかり疲弊している。
 母の無視はいつまで続くのか、妹の望む絶縁は永遠に続くのか…。今日から、いや、昨日から、実験しているのだと思いたい。
 朝、犬がサランラップを食べてしまった。すっかり偏食で、介助しなければ食べようとしない。身の周りがべたべたになるので、彼のエプロンを取りに二階へ上がった数秒の間に、土足で玄関に上がり、器の中で肉と野菜を隔てていたサランラップを食べてしまったのだ!
 びっくりして母に叫ぶが、「え?!」と怒りを含んだ反応を示しただけで、何も動かず、黙って仕事に行ってしまった。時間が急いていたので仕方がない。しかし、あんまりだという気もする。喧嘩に対するこちらへの不満の方が、彼女には大事だと言うことだろう。
 犬は偏食気味だが、空腹は感じている。ちゃんと排泄されるかヒヤヒヤだ。
 
 こんな時こそ何か希望が欲しい。しかしどうやら身勝手な望みらしい。
 収穫なし。そう書き綴るのにも疲れてしまった。


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