4月14日

 昨日、ぼこぼこにされた余韻を未だ引き摺っている。完全に行き詰って、夜中に〝いかにアラフォーの転職が難しいか…〟といったコラムを読んでしまったせいで、久々に〝眠れない〟という経験をした。
 雨が止み、予報通りの快晴の中、畑へ出向く。ピーカンなのに心が晴れず、しかも雨水を吸って土がどろどろなので、何の成果も上げずに鍬を仕舞う。急な来客で食事も食べ損ね、家にも入れない…という地主と立ち話をしていたら、昼をすっかり過ぎてしまった。大分話を聞いてもらったので、すっきりする。解決はしないが、人と関われない現状の中、家以外での人との関わりが随分救いになる。職を離れてしまえば、どんなに毎日話をしていた相手でも、元職場の人間と連絡を取り合うことはなくなる。それは旧友も同じで、環境が変わってしまえばそれぞれのリズムにも差異が生じて、あらゆる面で存在が遠くなることを実感せざるを得ない。世の中は確実に動いているのに、私だけが同じひとつの円を何度も何度も繰り返し回りながら生きているような人生なので、余計それが身に沁みるのだ。
『何も起こる気がしない』と思っていたら、案の定、何の収穫も無かった。走り続けること、前を見続けることが難しくなっていると感じる。しかしこんな日もあるのだと受け入れなければいけない。
 明確な目標を掲げてはいても、チャンスが無ければ何にもならない。一生、望む職業人生は歩めないように思えて、このまま消えてしまいたくなるのだけは何とかしたかった。前向きな情報を探す。じっくり読み進める元気はなく、取り敢えず〝お気に入り〟登録して、いつでも辿り着けるようにした。前向きになれるかどうかはわからないが、もっと力を抜いても良いのではないか…と思えるコラム。凹む度に読み返し、少しずつ力の源にしたい。
 事実、アラフォーの転職が難しいのだとしても、じゃ、諦めて何もしない…というのは現実的に無理なのだから、より良く生きて行くための活動はしなければならない。誰のためでもなく、自分のために…。
 初回の認定日には、就職氷河期世代対象の相談窓口を利用しようと思う。

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