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これから田舎暮らしをしたいと思っている人へ。「舎暮らしが向いていない人」

田舎暮らしになり1年半が経過しました。
地域おこし協力隊になると小さな町ではそれだけでもニュースになったりするので、顔も少しずつ浸透されるようにはなりました。

よく田舎暮らしを始めたものの、村八分にあい惨めな思いをするっということも聞きますが今の所はそのようなトラブルもなく過ごしています。

前回も言いましたが、田舎暮らしは決していい事ばかりではなく、その土地ならではの風習や文化が根付いていたりして、人間関係のトラブルもあります。

中には協力隊自体を良く思っていない人もいます。

都会から田舎暮らしを夢見てやって来たものの、人間関係や仕事のトラブル、仕事を甘くみていた為に一年や数ヶ月で結局元住んでいた土地に戻る人たちをたくさん見てきているからです。

『田舎は都会のストレスからの逃げ場じゃない。』こう言った声も実際にはあります。

『田舎に若者の発想で新しい風を吹かして欲しいい。』
と口では言うものの、一の案を提示すると、

「それはこの町の人には合わない。」
「そんなの誰もやりたがらない。」

と否定的な事を言われる事もたくさんありました。

色々と葛藤がありましたが、諦める部分と主張するべき部分をうまくコントロールして何とかやれました。

僕は少なくとも田舎暮らしには向き、不向きがあるように思います。

あくまで僕の中で感じる事なので、必ずしも当てはまるという事では無いという事を念頭に置いて読んでほしいです。

田舎暮らしが向いていない人

目次
1、目標や志が高すぎる人
2、農業が何とかなる仕事だと思っている人
3、家族が多い人


1、目標や志が高すぎる人

目標が大きく、高い志がある事はとてもいい事だと思います。
田舎暮らしに夢を持って来る事もいい事だと思います。

しかしその志が高すぎて期待してしまうと現実とのギャップに直面し、立ち直れずに結局諦めて元いた土地に帰ってしまう人もいます。

田舎に行って成功するんだ!俺が変えてやる!という意気込みは本当に素晴らしい事だと思いますが、その思いが前面に出過ぎると引かれてしまう事もあります。

地域おこし協力隊になるとその地域の活性化に繋げるための活動を積極的に活動することができ、予算や補助金の優遇を受けることがありますが、提案や審査が必要なのでせっかく自信があった計画も申請されないケースもあります。

私も友人と地域資源の鶏肉を使った唐揚げ屋台の運営をしているのですが、はじめた頃は予算や補助金がなかなか申請せれず、苦戦しました。

こう言った経験を踏まえて、一番良いのは、目標を持ちながらも、大きな期待をせず、柔軟にコツコツ取り組む事だと実感しました。
唐揚げ屋台はその後コツコツとやっていき、何とか売り上げも上がっていきました。


2、農業が何とかなる仕事だと思っている人

田舎に移住した人のケースで多いのが、「会社のストレスから開放されて田舎で農業でもはじめたい。」という人です。

僕の友人で米農家をしている人がいますが、実際に仕事を手伝ったり、担当先の道の駅に作物を卸している農家さんをみてると本当に農業は大変な仕事だと感じます。

作物も生き物です。思うように育たない。という事だって当たり前にあります。

農業を始めるには、最初は機具などの設備に莫大なお金がかかってしまいます。
家庭菜園程度ならともかく、本気で農業を仕事にするには相当な覚悟と根気強さが必要な仕事です。

りんご農家をはじめる為に移住してきたものの、借金だらけになり鬱状態になり引越しをした人もいました。

農業はとても大切な産業だと思いますし、これからも必要な仕事だと思いますが、何とかなる程甘いものでは無いという事だけは覚悟しておくべきです。


3、家族で移住する人

これは冒頭に言った通り、絶対に向いていない人とは言いきりません。
実際には家族で移住してうまくやっている方もいると思います。

移住者の中には家族ごと移住してくる方もいます。
つい先日、都会から脱サラして奥さん、子供達と五人家族で移住してきた方がいました。
東北では珍しい、イチゴ農家の所へ弟子入りするため、家族ごと移住してきました。
その人に初めてあった時も、そのイチゴ農家さんがどれだけ凄いのかを大変熱心に語っていました。

しかし、3ヶ月した頃には元住んでいた都会に引っ越してしまいました。

ずっと都会育ちだった子供たちにとって、いきなりの田舎の暮らしがどうしても合わなかったようでした。

このように家族で移住を考えている方は相当家族の方の理解と心構えがないと難しいと思います。

自分のやりたい事が家族を巻き込んでまでやるべき事なのか、
子供が本当にその土地になじめるか?を真剣に考えるべきです。

中には家族は東京に預け、単身赴任で移住し、たまに休日に家族を呼んで過ごしているという方もいるようです。
僕としては子供のいる方はこちらの方がまだ賢明な判断だと思います。

 今回は若干ネガティヴな記事になってしまいましたが、これから田舎移住を考えている方に知って欲しい事でしたので書きました。

もちろん、良い事もありますので、次回は田舎暮らしに向いている人、うまくいく現地の人と付き合いかたを自分なりに紹介したいと思います。

ここまで読んでいただいてありがとうございました!

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