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何度でも読み返したいnote3

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何度でも読み返したいnoteの備忘録です。こちらの3も記事が100本集まったので、4を作りました。
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#私の仕事

好かれようとし過ぎてた

異動まで、あと1週間。人生の終わりが残した思いに寄り添う仕事を離れて、来月から、新たな門出から続く長い旅路に花を添える職務に就く。さようならではなく、おめでとうと言える仕事に、少しだけ、心が躍っている。 あと少し、今の部署に在籍するものの、気持ちはすでに新しい部署に赴いている。幽体離脱で、朝礼に参加してる。あとは、現部署から、跡を濁さず、ライトにポップに、姿を消すだけだ。 ということで、金輪際、旧部署の人間に、どう思われても構わない。今まで被っていた猫をキレイサッパリ脱ぎ

大人になってから怒られた時の傷の深さよ

職場での私の主な仕事は、職場の方たちがスムーズに業務に励めるようにバックアップすること。誰かが使う物品(文房具やらコピー用紙やらその他諸々)を切らさないよう補充するとか、お弁当の注文の取りまとめとか、時には掃除やゴミ回収も。コピー機とかその他機器類(PC以外)の不調も、なんとなく直せる。先日も隣の室から「ピーッピーッ」という機械音が聞こえてきて、「あ、これはアレだな」と思い、行ってみると案の定“紙折り機”が動かなくなっての「ピーッ」だった。私がローラーにちょっと手を添えるとい

昔女の子だった私と、今女の子の君。

図書館で、司書として働いている。 毎日たくさんの蔵書とともに過ごしているわけだが、その全てを知り尽くしているわけではない。(もちろん、得意分野はそれぞれあるけれど) 利用者さんがカウンターに持ってきて初めて「うわあ、こんな面白そうな本、どこに隠れてたんだ!?」と、その存在に驚かされることがしばしばだ。皆さん本当に目利きで、何万冊もある中でよくぞまあ見つけて下さいました、と言いたくなるほど珍しい本を借りていかれる。そして、ものすごくそそる本なのである。 私は利用者さんが見出し