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あじさい山に行った

6月のこと。

なかなかどこへ出掛けるのも憚られる時節。せめて家から近い場所で季節を感じられればと、あきる野市にある南沢あじさい山へ数年ぶりに出掛けた。

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ここは南沢さんというご老人が所有している山で、長い時間少しずつ手を加えて、山一面あじさいが咲き誇る場所を作り上げたのだと言う。僕は何度かそのご老人と会ってお話をしたことがあるけれど、まさに好々爺という雰囲気で、花咲か爺さんの異名そのままの人物のように思った。

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凛とした澄んだ空気の中、日ごろの運動不足が祟ってか、少し息を切らしながら散策道を登っていく。ふと振り返れば、うすい靄が森に漂い、何だか酷く神聖な場所に迷い込んでしまったかのような気持ちになる。

ここは東京である。

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どちらかと言えば野趣溢れるスポットではあるけれど、例えば鎌倉なんかに出掛けて人でぎゅうぎゅうの中鑑賞するくらいなら、こうして自然の中でリフレッシュしながら鑑賞した方がよっぽど良いのではないかなあと。

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あじさい山の時期は毎年6月~7月頭、あじさいの季節に合わせて。気が早いけど、来年の予定に是非どうぞ。おすすめです。

ところで、

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あじさい山へと向かう道中で無数に見かけるこのオブジェ。ZiZiと名付けられた彼らは森の妖精で、ここ深沢地区の守り神。彼らを作成しているのが人形作家の友永氏。深沢には氏が運営する「深沢小さな美術館」もあるので、併せておすすめです。