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テイクアウトでクラフトビールのすゝめ(グラウラーで愉しむ樽生)

ウィルス騒動が起こってからというもの、飲みに行くのも憚られ、週末も家に籠るくらいしかできない。仕事はひたすら忙しい。心がダークサイドへと落ちて行く……。そんな折にtwitterを眺めていると、多くのお店がテイクアウト営業をはじめていることを知った。しかも、フードだけでなく、酒販免許の特例のおかげかクラフトビールを量り売りで販売する店も増えている。乗るしかない!このビッグウェーブに!早速、炭酸も入れられるという水筒であるグラウラーを購入した。

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購入したのはREVOMAX2、ポートランド発のメーカー。グラウラーと言うとスタンレーとかハイドロフラスクとか、お洒落な製品はたくさん出ているし憧れるのだけど、如何せんデフォルトの容量が大きい(海外だと一度にまとめ買いしてみんなでパーティーするのかなあなどと勝手な想像)。おまけに値段も張る。今のような時期に自宅でちびちび楽しむには向かない気がした。と、いうことでこちらは590mlのちょうどよいサイズ感だったのが決め手。普段は水筒の代わりにしても良いと思う。蓋が輪っかになっているので指に引っ掛けてふらっと持ち出せるのもお気に入り。

週末、ウキウキ気分で聖蹟桜ヶ丘にあるBEER BULK Jへと向かった。

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ここは醸造所を持たないブルワリーである10ants Brewing直営の店舗で、同社のビールだけでなく、様々なゲストビールも樽生で提供している。ボトルビールの品揃えも充実していて、訪れた時もうちゅうビールが普通に置いてあってちょっとびっくりした。しかも、現在LINEのともだち登録をすると、初回樽生が半額になるクーポンも配っているので、ぶっちゃけコスパに惹かれて訪れてみた次第です(正直)。

注文したのはフラグシップというSessionIPAであるTHE Fourth Dimension Blue Label。グラウラーを渡すと、快くその場でタップから注いでくれた。オープンしたのはつい先月末とのことで、この時期にいきなりの事態で大変だろうなあと……。色々と気さくにお話もしてくれて、「落ち着いたら飲みに来てくださいね」と言ってくれたので、テイクアウトだけじゃなく普通に再訪したいお店になった。

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ついでに、事前に注文しておいたフードも一緒に受け取って、いざ家へ帰って宅飲み。グラウラーの性能を侮っていたけれども、飲み始めるまで3時間以上経ってもタップから注がれた瞬間そのままの新鮮さ。冷たさもキープ。ビールも柑橘系のフレーバーを感じ、後味はしっかりIPAの苦みが残る自分好みのビールで、家でこれが飲めるのは最高だなあ……と幸福を噛み締める。値段も500ml注いで貰って半額500円なので、申し分なし。

そのままこのビールとフードを肴に、ちょうど自粛で暇をしている友人6人程で集まって、リモート飲みを開催した。最初こそ、なんとなく画面越しに話す照れ臭さにみんな黙しがちだったけど、最後にはみんな話したいことを話し、いつものような飲み会の様相になった(リモート飲み、ついつい飲酒量誤りがち説)。

結局、やり方を工夫すれば、どんな状況でも楽しむことはできるのだろうなあとしみじみ思うきっかけとなった。前述の、特例免許の件もあるけど、これからもどんどん同じようにビール持ち帰りができるお店は増えると思うし、今は買ったばかりのグラウラーと共に、この騒動を乗り越えていきたい。そう、酔っ払いながら。

美味しいビールを提供してくれる素敵なお店がなくなってしまうのは辛いので、僕はこれからもテイクアウトで応援を続けます。

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