とある志望動機を書いてるよって話

 いい加減新学期も始まりまして、女子大生の等身大を発信しなくては素性を疑われると思ったので。志望動機。なんて大学生らしい響きなのかしら。

 大学3年生と言えば、就活が始まる年。でもね、私就活してない。するつもりもない。私にとっては、就活をすることが諦めに繋がるから。就活以外で、将来を掴むから。

 なんて大それたこと言ってますが、言ってしまえば教員志望なだけです。それにこの志望動機書も、教育実習先に提出するやつ。就活まるで関係ないえです。ごめんなさい。

 とは言え、志望動機なんて今まで一度も書いたことがないので、とっても困りました。先生になりたいって小学生のときから思っていたけれど、今更どうして、と聞かれると難しい。あの時の先生みたいになりたい、みたいなふわっとしたことしか書けない。そもそも、私って本当に先生になりたいの?という謎のループに入ってしまって、しばらく停滞です。

 どういう先生になりたいかは書けるんですよ。さっき書いたように、あのときのあの先生みたいになりたいんです。そういう先生がたくさんいるので。で、とりあえず書き出してみたんです。それで、あ、これでいいか、と落ち着きまして、なんやかんやでまとめました。

 昔から文章を書くのは得意で、それっぽい理屈をこじつけていい感じにまとめるのはもう特技なんです。言い方は悪いですけど、人に手紙を書こうとしても、こういった余計な理屈ばっかり出てきてしまって、それが自分の本心なのかどうか分からなくなるくらい。

 それで、そんな感じなんで軸が浮かんでからは早かったです。30分くらいで原稿できちゃいました。ブログ書く方が難しいくらい。でね、そのとき思ったんです。

 私は小学生の頃から教員という職業に憧れ続けてきて、今それに向けて勉強なりしている訳です。でも、就活生ってみんながみんなその職に憧れて志望するわけじゃないじゃないですか。教員もそうかも知れないですけどね。だから、本気で志望していないところに2000字の動機を書くことって本当に大変だと思うんです。

 そういうのを突破するの、きつくないですか?やっぱり人には、それっぽく丁寧な感じで長い文章を書ける力って必要だと思うんです。そうやって書いている内に、本当にそう思っているって錯覚もできますし。

 いや分かんないですよ、そういう薄っぺらい人から落ちていくのかも知れないです。分かりませんけど、とにかく言いたいのは、就活生ってすごいなってことです。

 教員を志望していると、自分の学力をどんどん上げなくてはいけなくて、そこにゴールなんてなくて、特に高校の先生となると4,5年は受からないで非常勤のまま勉強続けるみたいなのざらなんですって。いつ終わるかもわからないけどとにかくがむしゃらに勉強するんです。勉強しなくちゃいけないってなるとね、就活いいなってなるんです。

 人って、本当にないものねだりで。皮肉なことに、私の恋人はこの4月から4年生でまさに絵に描いたような就活生なんですが、教員免許取っとけばよかったな、なんてほざくものですから。こみ上げる怒りをぐっと抑えて、取り繕った笑顔で「ないものねだりだからね~」と大人の対応を繰り広げた訳です。そのくせこの間、教員志望の友人の念のために就活しようかな的な発言に怒り心頭でした。なんてことでしょう。人は本当に、自分のことは棚に上げるのですね。

 ないものねだりなんです。勉強しなきゃいけないときは働きたくて、働くことになると勉強したくなるんです。教員採用試験も、就職活動も、公務員試験だって大学院の入学試験だってその他色んなものは、平等に辛いんですよ。そこを目指してくる人に対して厳しいんです。でも、厳しいってわかってて自分で飛び込むんです。文句なんて言ったらもっと拒まれてしまうじゃないですか。

 だから、愚痴くらいにしておくんですよ。勉強大変だな~、とか、少し休みたいな~、とか、その辺にしておくんです。間違っても、勉強したくないし就活に逃げようかな、なんて言ってはいけません、教採にも就活にも嫌われます。自分の意志が固い人から勝ち抜いていくんです。

 ほぼ私の愚痴になってしまいましたが、4,5年放浪することがざらなところを目指す以上、真剣に、本気に、真っすぐ挑んでいこうかなと思います。そろそろ周りも勉強を始める頃だと思うので、一年早く始めたリーチを無駄にしないように頑張っていきます。

 新学期、負けないぞ、私。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?