大学生活最後の飲み会で、最低最悪な酔い方をしてしまった。最悪だ。

 こんばんは。昔買った化粧水と乳液が肌に合わなかったので、ほぼ使わずにずっと置いておいたんですけど、それをお風呂場に設置して四肢に塗りたくる嗜みを数週間前に始めました。まじ、3日くらいで四肢がつるつるすべすべになっている。すごい。顔もこんなに簡単につるつるすべすべになったらいいのに。

 はのとです。初めまして。


 先日大学を無事に卒業し、あらゆる行政のあれに卒業証明を提出し、学生証を失った私の身分は、もはや何者でもないになってしまいました。免許なかったら身分証明できない。あ、でもマイナンバーあったわ。

 そんなことどうでもいいね。


 最後の春休みは、所属する軽音楽部の卒コンのために週3回以上練習していたので、怒涛でした。大忙し。だからnote書く時間もあんまりなくて、時間とれたときには、溜めていたテーマから選んで書いていたので、あてもなく記事を書く、みたいなことができない時間を過ごしていました。

 だから、今日は久々にそれをやります。もはや何者でもない私が適当に独り言を話すので、ふんふんと聞いてみてください。


 そういえば、卒業式の後に部活の後輩たちと飲んだんですよ。同期が数人いて、部活の感染対策のルールで大人数の宴会が禁止されていたので、4年が1人1卓予約して、それぞれに後輩をくじで割り振る感じ。2年前に大学と決めたルール、今となっては何をって感じだよね。それでも守ってる私たち、そして後輩たち偉い。

 卒業式の2日前に卒コンが終わって、そこでも同様に飲みがあったので、さっきぶり、みたいな感覚で行きつけの居酒屋に向かいました。私たち4年は、早朝に起床して袴を来て派手な髪型を作り上げているので、夕方のこの時点でへとへと。私も、4時半に起きて地元で着付けをして大学に1時間半かけて行って、また1時間半かけて戻って袴返して1時間半かけて大学に戻るという高率最悪の行動をしていたので、本当にへとへとでした。

 でもさ、後輩と騒げる最後だから、目一杯楽しみたくて、お腹を空かせて自分の卓に後輩を連れて入るわけです。何飲む? なんて聞いてさ、私含め半分は生、残りはカクテルとかソフドリ。ドリンクが揃うと、都合で飲みに参加できなかった後輩に電話。その後輩が乾杯の挨拶をとってくれて、飲みがスタートしました。

 空気感はいつも通り。いつもと何も変わらない。いつもとさほど変わらないメンバーで、変わらない温度で変わらないお酒を飲む。最後だと思って少しだけ寂しさを感じていた私。ビール到着3分後には2杯目を注文。隣に座っていた1個下の恋人に「早くない?」とけん制されるも、別の後輩が「最後だし思いっきり飲みましょう。いいんです。大丈夫です。」なんて無責任に背中を押すから、特にためらうこともなく次のビールを飲む。

 それがなくなる頃にはワインを頼んでいて、同じワイン大好きな後輩と2回目の乾杯をし、飲み干す。ちょうどよく酔いが回ってきて、すごく楽しくて。酒を飲んで騒ぐ、みたいなことは別に得意じゃなくて、楽しくわいわいお喋りする、が好きだったので、その感じで後輩たちとお喋り。

 授業の話、成績の話、卒業式の話、卒コンの話。話題が尽きることなんてなくて、喫煙者は途中で喫煙退出。私は普段たばこ吸わないんだけど、こういうときはついていく。質が悪いので、1本もらう。ライターは自分でつけられないので、つけてもらう。たばこみゅにけーしょん、好き。

 別の卓からちょうど別の後輩が来て、その子に別の煙草をもう1本もらう。甘すぎてびっくりしながら、げらげらと笑う。楽しい。あの煙草なんて名前だったんだろう。まじで、添加物の甘さした。煙草じゃなかった。

 一緒のバンドを組んだことなくてあんまりかかわりのなかった後輩と、喫煙所でゆっくりとサシで話す。こういうのが、いいよね。すすんで煙草を吸うことはないけど、喫煙所での会話が、関係が、私はとても好きなのです。煙草が好きなんじゃなくて、その空間が好き。


 で、記憶があるのはこの辺まで。たぶん、その後もワインを3杯くらい飲んで、聞いたところによると、後輩のワインまで飲んで、ビールも飲んで。そして、絶対にそんな人間にはならないぞ、と心より強く誓っていた、酔って人前で恋人にくっつくタイプの人間に成り下がってしまったわけです。

 そもそも、人前で2人の空気を作るとか、あまり好きではなくて、みんなでいるときはみんなで楽しみたいの。2人でいたいなら2人でどっか行くし。あえてみんなでいるのは、みんなといたいからであってさ。

 なのに。恋人の膝を枕に座敷で寝転がって、その状態で別の後輩と喋り倒すという、なんとも言えない状況を作り出してしまった。私は、上記の通りの思想を持っている人間なので、後輩たちも初めて見る様子に相当驚いていたようです。そして、1番の被害者は恋人ですね。ごめん。

 ずっと前から、私と恋人を推しカップルだと言ってくれている後輩が、酔って思考が止まっている私に、「はのとさん、〇〇のどこが好きなんですか?」という問いを投げたらしい。そして私、大きな声で、「私のこと大好きなとこ!」と元気に答えたらしい。


 きっっっっっっつ!!!!


 そしてそのまま眠りへ。気付くと同じ卓の後輩たちが個室から出て行くところで、恋人に起こされた私は、時計を見て大焦りしました。1時間近く眠っていたらしい。時間、無駄にした!!! 最後の飲みなのに!!

 後輩たちからは事前に2000円もらっていて、残りを4年で割ることになっていたので、私はそのまま支払いをして出て行く、という流れを理解しましたが、どうしてもやりたいことが。


 「トイレに行かせてください」


 恋人は、困ったな~と笑いながら私をお手洗いまで連れて行ってくれました。そして私は、そこで大ゲロを吐くわけですね。最低です。本当に最低。恋人も、私が飲み過ぎると吐くことを知っているので、すべてを悟った顔でいました。最低ですね、本当に。

 とりあえず落ち着いたので、荷物を持ってお会計へ。本当に、paypayを考えた人にはノーベル賞をあげるべきです。平和賞ね。paypayのおかげで、私は店員さんに迷惑をかけることなく、後輩や同期に迷惑をかけることなく、無心で画面を見せるだけで済んだのですから。ありがたいことです。


 そして、恋人に支えられたままカラオケへ。みんながいるらしい。そしてここでもまたやってしまう。着いて、あまりの私の酔い具合を心配した恋人や後輩たちが、「はのとさん帰った方がいいんじゃないですか?」と。方々から。やめて、そんな寂しいこと言わないで。

 そんなことを思っていると、今度は大好きな同期が目の前に現れました。同期たちはそれぞれ別の卓で飲んでいたので、顔を見るのは数時間ぶり。「はのと~、帰るの? 寂しくなるね。」なんて、飛行機に乗って地元に帰ってしまう同期が言うものだから。

「嫌だ~~~~帰りたくない~~~~~~」

 と駄々をこねながら今世紀最大の号泣をかましてしましました。えんえんと泣いていた。ここら辺から記憶がはっきりとしています。涙と共にアルコールも抜けたのかもしれません。助かった。いや、助かってはない。

 10分くらい駄々をこねていたのかな。同期に抱きしめられながら、私は部屋に連れていかれました。


 てな感じで、最後の最後に最低な酔い方をして、後輩たちの記憶に最後に残る私の様子が、最低なものになってしまって、何日経っても最悪です。なんであんなことになってしまったんだろう。最後だし、もっと楽しくおしゃべりをして、惜しみながら解散したかったのに。寂しすぎる。

 失態をしてしまったことも、でも、大学生らしくていいのかもしれない。よくはないか。全然よくないわ。まあでも、一生会わない人もたぶんいるし、会う人も、直近で半年以上後のこと、大学の学祭に私がいければ会える、というぐらいなので、その頃には私の失敗なんてみんな忘れているでしょう。

 なんなら、もう別に何も覚えてないかも。みんなの記憶にとっては、別に重要なことではないな。当然そうか。もっと大事なこと、たくさんあるわ。私しか気にしてないわな、こんなこと。


 あてもなく書こうとしたのに、最初に思い出した飲み会の話で終わってしまった。結局、こんなもんか。私の大学生活、成績優秀賞をとっても、教員採用試験に受かっても、給付奨学金をもらっていても、結局大学生なんてこんなものです。酔っ払った大学生の大半は、最悪です。

 でもね、もう二度と、こんなに飲むこともないでしょう。大学の人以外としかほぼ飲まないし、大学は自宅から2時間かかるところにあるので、そこまでかけて飲むモチベもないし。だから、人生最後の大きな飲み会だったかも。社会人になったら、学校の先生だし、飲まないぞ。

 そうだ、私、あと1週間で学校の先生なんだ。信じられないし、信じない。


 社会人になっても、毎週月曜日にジャンプを買って、毎月頭にたくさんの単行本を買って、就活中の恋人とお互いを鼓舞しながら、つつましくも幸せな毎日を送りたいと思います。私は、ちゃんと青春を学生時代に消化できたから。後悔も、心残りも、何もない。

 気持ちを一新。大人に、なるぞ。

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