見出し画像

自粛中、でんぱ組.incはいかがっすか?

でんぱ組.incはいいぞー!!

ラジオ番組SCHOOL OF LOCKでは、電話をくれたリスナーが高2だと自己紹介をするたびに、副校長が言っていました。

高2はいいぞー!!  って。

もう何年も前の副校長なので、今は言ってないんでしょうけど。

自分も事あるごとに言いたいですね、でんぱ組.incはいいぞー!って。

ファンじゃない方からすると、でんぱ組.incってどんな印象なんでしょうね。自分調べの統計によると、最上もが、バカリズム、が一番よく挙がったキーワードでした。それ一人も現役メンバーと関係ないじゃん。悲しい。

確かに、もがちゃんがいて初めて武道館に立った2014年、ミュージックステーション初出演の2015年、その辺がメディアへの露出も多くて世の中に『でんぱ組.inc』という名前が知れ渡った、ファンとしても楽しい一時代だったという感はある。

でんぱ組.inc『W.W.D』               https://youtu.be/QddDPHoJOyA

けれど今のでんぱ組.incも見て欲しい。いや、今だからこそ、見て欲しい。

前まで(もがちゃん在籍当時)のでんぱ組.incといえば、メンバー全員が何かしらのオタクで、一般の世の中ではなんとなく生きづらさを感じていて、その世の中との齟齬から生まれる少しだけとがった危うさが魅力的だった。

今のでんぱ組.incはというと、メンバーの多くが大きく成長し、ある意味世間との折り合いがつくようになって昔のような危うさは無くなったなと思う。それをつまらないなと感じる人もいるだろうし、僕だってちょっと前までそう思っていた。

では、今のでんぱ組.incに魅力はないか?

そんなわけはない。最高である。

現在でんぱ組.incは古川未鈴(みりんちゃん)、相沢梨紗(りさちー)、成瀬瑛美(えいたそ)、藤咲彩音(ピンキー)、根本凪(ねもちゃん)、鹿目凛(ぺろりん)の六人で活動している。2017年8月にもがちゃんが脱退。ねもちゃんとぺろりんは2017年12月に大阪城ホールで行われたワンマンライブで新メンバーとして加入した。

この二人の新加入、最初の頃個人的にはあまり嬉しくなかった。僕はこの二人を加入前から知っていて(特にぺろりんは前グループのときから推しだった)、急に彼女たちも今日からでんぱ組.incですと言われても違和感が大きかった。それに、もがちゃんが抜けたことへのテコ入れみたいな感じがしてしまって企業の作為のようなものに嫌悪感を抱いたのを憶えている。

加入の理由が本当はどういうことだったのか定かではないが、今となってはこの加入がでんぱ組.incをいい方向に変えたんだと思っている。

お姉さん組(みりんちゃん、りさちー、えいたそ、ピンキー)が新加入組を見てさらにしっかりしないとと奮起しているような感じも受けたし、新加入組はそれぞれ大先輩に追いつき追い越せとメラメラしているのもオタクとしてはアツかった。

年齢も経験も差があることに最初は見てる側としても不安があったし、継続メンバー五人(元メンバーの夢眠ねむ含める)の絆にはどうしても入っていけないんじゃないかと思っていた。加入初日の公演では新加入である二人の(ダンス的な意味での)立ち位置にも違和感を感じていた。

大阪城ホール公演『ギラメタスでんぱスターズ』https://youtu.be/FhC5t9rh8Y0

けれど、今になって思えばその立ち位置がすごく大切だったのだなと思う。

新メンバーはある意味対等ではなく、元々のメンバーがお姉さんとして引っ張ってあげるような、そんな ”妹枠” としての加入だったんですね。

これがでんぱ組.incに新たな世界観を作り上げ、グループ全体としての広がりを見せてくれたのです。

そんな二人も今や他のメンバーに負けないくらいのライブパフォーマンスをしてくれますが……今でもなんとなく可愛がってもらってるなーという雰囲気があります。仲良しなのがいいよね、アイドルって。

武道館コンサート『絢爛マイユース』    https://youtu.be/1gK8A6WPJ0U

かつて ”全員オタク” を売りにしてきたでんぱ組.incは、ある意味そのサラダボウル感が楽しいグループでした。全員が個性的で魅力的。

そんな彼女たちは新メンバーによって新たな ”個性” と ”魅力” 、そして世界観を得て、どんどん先へ進んでいきます。魅力は留まるところを知りません。

みなさんも一度見てみてください。

でんぱ組.incはいいぞー!


この記事が参加している募集

#おうち時間を工夫で楽しく

95,469件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?