夏の研修 その2
皆さん、こんばんは。飯能高校 探究部のたっちゃんです。
今回お話するのは以前紹介した夏の研修の第2弾です。
では、行きましょう。
研修で何をしたのか
この夏、埼玉県の教育委員会主催の研修に参加しました。研修場所は国立科学博物館です。
前回の記事では「自分の好きな展示物」の紹介をしたことを書きました。前回書けていなかった内容について書きます。
国立科学博物館では「自分の好きな展示物」を探し、なぜそれが好きなのか、さらにはその展示物の詳細について、他の高校の人や教育委員会の方に発表しました。参加者それぞれの「自分の好きなもの」が知れて面白かったです。
例えば他の高校Aさんは恐竜の化石を紹介しました。自分で描いたというティラノサウルスの化石の絵がとても美しかったです。私も恐竜が好きです。
また教育委員会のSさんは物理の教師だったので物理に関連する展示物を紹介していました。とても興味深かったです。
みんなそれぞれ好きなものがあって素敵なことだな〜と思いました。
日本人はどこから来たか?
そして、もう一つみんなで取り組んだことがあります。
それは「展示物だけで日本人はどこから来たのか」を考えるものでした。
これはとても興味深いものでした。
縄文時代よりも前に日本人はどこから来たかのかを考えるのですから難しいです。今の人間に近いものが誕生したのがアフリカです。どうやって、アフリカからアジアに来たのか不思議ですよね。それを他の高校の人たちと一緒に話すのです。友情が芽生えそうです。
私たちは日本人はどこから来たのかを考えるためにグループワークをしました。A、B、Cグループに分かれ、それぞれが異なる展示場に行きました。
私はBグループでした。Bグループは地球館2階の日本列島の初期ホモ・サピエンスの展示場に行きました。
そこで展示していたものは石器や昔の居住者の模型などでした。これらから日本人はどこから来たのか考えるのです。
同じグループメンバーで仮説を立てたあと、別のグループメンバーと考えをシェアします。それぞれが別の展示場で調べているので、色々な意見や案が出てきて面白かったです。
そして最後に職員の方が、昔の日本人は約1万年前に朝鮮半島から船で来たであろうということを教えてくれました。ただ確実な答えがまだ見つかっていないというのも面白いです。
Googleで調べ終わるよりも、博物館などに行って自分で歩いて調べることにものすごくワクワクしました。
自分の知りたいことや考えているものがあるのなら、ネットで調べるよりも博物館等に足を運んで聞いて調べて、学んだ方が50倍は面白いと思います。そして自分なりの考察や仮説をたてることで、より一層思考することができます。
今回のテーマ「日本人はどこから来たのか」、「アフリカで今の人間に近いものが誕生した」ことについてさらに思い巡らすのもいいですね。
・どうやって現れたのか?
・なぜアフリカなのか?
こういう疑問を大切にしながら調べてみます。図鑑でも博物館でもいいです。そうすると猿人の登場から、原人、新人への進化の過程も見えてきます。まるで、ポケモンの進化のようです。
まだ調べたりないものがいっぱいですね~。
私ワクワクすっぞ。
今日はここまでです。
ではさよなら〜。
追伸
私は研修の帰りにあるところへ寄り道しました。それは東京国立博物館というところです。
そこでは「古代メキシコ展」というものをやっていました。ちなみに私はアステカ文明やマヤ文明が好きです。
アステカ文明は現在の現在のメキシコシティに栄えたものです。
マヤ文明は現在のユカタン半島で栄えました。
どれもまだ謎多き文明です。そそりますね。
他にもテオティワカン文明、トルテカ文明などの文明がありました。
スペインのコルテスに滅ぼされるまで、古代メキシコは約3千年栄えたのです。すごいです。
さて、展示物の一部を紹介します。
まず1つ目は「チャクモール像」という人身供犠に使われた心臓をのせるための台です。
人身供犠とは簡単に言えば、生贄を与える感じですね。
他には「サルの神様とカカオの土器蓋」というものもありました。
昔のアステカ文明ではカカオはお金と同じ価値がありました。
カカオを食する事ができるのは王様だけです。それをサルの神様に守ってもらっている感じでしょうか。
今日の追伸はここまでです。また別の機会に古代メキシコについても紹介したいと思います。
〜顧問のつぶやき〜
たっちゃんは外に出向いて調べるのが大好きです。私はたっちゃんが参加したこの研修を引率しなかったのですが、博物館で目をキラキラと輝かせているたっちゃんの姿が浮かびます。
追伸で書かれていた古代メキシコ展。たっちゃんは私にそこでお土産を買ってきてくれました。
実は私はメキシコに3度ほど行ったことがあります。バックパッカーとしてバスに揺られながら旅したことを思い出しました。
ティオティワカン遺跡やマヤ文明終焉の地であるトゥルムも訪れました。今でもオアハカという土地で食べたチョコレートのおいしさを覚えています。たっちゃんの記事を読んでいたらまた行きたくなりました。
話は変わりますが、飯能市立博物館に探究部で行きたいなぁとずっと思っています。今月から原市場村についての展示がはじまります。
日本史の先生にも声をかけて博物館ワークショップでもできればいいなぁ。
私も探究部でいろんなことができる可能性を思うとワクワクすっぞ。
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