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【読書】今の自分を満たす生き方〜お探し物は図書室まで

読書しながら、共感して涙が出たのは久々だった。「今」生きづらさを感じる人、充実感を味わいたい人に是非読んでほしい。以下、本書の文章を引用し学んだことを記述したい。

本書は、「今」をいかに生きるかが書かれている。どの世代にも響く本だと思う。少なくとも私は、本書から非常に勇気を貰い、また、充足感を感じた。

自分を信じること

本書を通じて感じたのは、「今」できることを、自分を信じて行うことだ。自分のことを、大した人間にしていないのは自分自身なのだと感じた。

こうありたいと思う自分と、現在自分がしていることのギャップ…

大したことないと感じ無意識に周りを見下していたことに気づく主人公。

ちょっと前の私と一緒だと思った。事務の仕事にプライドを持てず、他のことばかりに目がいき、目の前の仕事をきちんとできていなかった。姿勢次第で、「大したこと」に変わるのだと思った。

今の自分にできることを今やる

見失わないようにしたい。

他人との比較はメリーゴーランド乗車

作中に、「あなたも今メリーゴーランドに乗ってるのね」と言う言葉が出てくる。

それぞれが目の前にいる人のおしりだけ追いかけて、先頭もビリもないの。つまり、幸せに優劣も完成形もないってことよ。

「お探し物は図書室まで」青山美智子著p.168

なんだか涙が出てきた。その通りだ。

大切なのは、自分が何を大切にしたくて、今何をしたいのかだ。もちろん、したいことは変わってもいい。

1つ手に入ると、足りないものが見え、減点方式でしか自分を見られない私。メリーゴーランドのこの考え方、大切にしたいと思った。

カニ歩きで前ではなく横を見る

私はこれまでずっと、前へ前へと歩いてきた。人生は縦に伸びているものだと思っていた。
でも今、横歩きの景色には何が見えるだろう。

同p.310

まさしく、減点方式の私の考え方と一緒だ。

横歩きの景色には、大切に育ててくれた両親、いつも見守ってくれる祖父母、頼りになる友人、指導してくれる上司、行き詰まった時に相談に乗ってくれる社会人の先輩…大切な人が沢山いる。

日々自己研鑽し、昨日とは違う自分になることを大切にしてきた。それでも、この横歩きの景色を忘れないようにしたい。

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