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#2 日本語初期指導|オンラインレッスンで文字指導はいらない?【文字指導FAQ】

割引あり

日本語初期指導の一つでもある「文字指導」。どのように指導するのが良いのでしょうか?そもそも、オンラインで日本語学習を始める人に、文字指導は必要なのでしょうか?


日本語ゼロ初級とは

ゼロ初級」とは、文字通り日本語学習をゼロからスタートする人のことです。「ゼロビギナー」や「入門レベル」と言うこともあります。
初級者」と言った場合との違いは、文字(ひらがな・カタカナ)の学習から始める、という点です。日本語を学ぶ上で避けては通れない道、それがひらがな・カタカナ・漢字の習得です。これらの文字をどのように学んでいくべきか、アドバイスを求めている学習者は非常に多いものです。

▼「日本語初期指導」について、詳しくはこちらをご覧ください▼

初期指導に関して、自分でレッスンを組み立てるにはまだ自信がないという方は、すでに完成している教材を使うのも一つの方法です。教材が1冊あると学習者も「やった感」が得られて、モチベーションにもつながるのではないでしょうか。
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Q1.文字は覚えなくてもいい?

「日本語初期指導」にも含まれる文字の学習ですが、そもそもオンラインレッスンで日本語を学ぶ学習者に、文字学習は必要なのでしょうか。というのも、「会話だけできればそれでいい。文字は覚えなくて良い。」という学習者が、一定数いるのです。
学習者によっては、「文字は覚えられない/覚えたくない。」または「旅行で使いたいだけだから、とにかく会話だけ上達させたい。」というような方も、時々いらっしゃいます。果たして、そのような学習者には文字指導を行わなくても授業(日本語の習得)ができるものなのでしょうか?

【結論】文字を習得しなくても、日本語を学ぶことができます。

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しかし実際のところ、どれだけ文字は覚えたくない/覚えなくても良い状況だったとしても、文字を全く使わずに学習を進めることはかなり難しいように思います。学習が進めば進むほど、教科書を読む、ノートにメモを取る、新しい語彙を覚える…など、文字の使用が必要(あった方が便利)な場面が増えてきます。学習目的が「旅行だけ」ならまだしも、生活者や日本への進学・就職を考えている学習者などへは、やはり文字の指導・習得は必須でしょう。

学習者の中には、「全部ローマ字で書く/読むからいい」と考える人もいますが、そのような場合にも注意すべき点があります。

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