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義母に筋肉をつける『おしゃべりウォーキング』

こんにちは。半熟ままこです。

先日、義母のボケ具合がひどく泣きながらnoteに気持ちをつづりました。
でも、泣いていてもボケは止まらない。

なのでさっそく行動開始です。

おしゃべりウォーキング

近所のお散歩コースを一緒にあるいて、義母(58歳)の足の筋力を取り戻す作戦です。
義母の筋力も取り戻せるし、気分転換にもなる。
運動しながらおしゃべりするから脳にもいい?
わたしも運動できる。
義母の様子も確認できる。
一石二鳥。。。いや、一石五鳥だ。

三女を幼稚園に送ったあと、義母の家に行きウォーキングに誘った。
本日ごはんの用意をして買い物に行く予定だったらしい。
が、もちろんわたしと一緒に歩きに行くことになった。

じゃぁ、朝ごはんを食べたら連絡するね〜。
と一度帰宅。
残っていた掃除をすませ、朝ごはんをしっかり食べた。
これから義母とのおしゃべりウォーキングが始まるのだから。

義母も用事が終わり、集合してウォーキング開始。

川沿いを歩き出した。

義母の足取りをみると、足が上がっていないことがわかる。
最近の元気な80代よりも歩き方がヨボヨボしてる。
もし段差があればつまずくだろうと思いつつも。楽しくしゃべりながら歩いていく。

今日の会話は地元のこと。
土地開発の時に地上げがあったこと。
〇〇家の事業がとてももうけたこと。
義母の周りは土地柄的にお金持ちが多くて、いろんな恩恵を受けたこと。
この地元の知識はピカイチだ。ネットには上がってこない情報がゴロゴロ出てくる。

そしてもちろん、息子たち(3兄弟)のことも。

「一番末っ子は本当に優しいわ〜。
 昨日もNetflixがつながらなかった時に丁寧に教えてくれるし〜。」

「次男はキリキリうるさいよな。
 心配して口うるさく言ってくるんやろうけど。
 あれは父親似やな〜。
 わたしのこと認知症やと思ってるからな〜。ハハ〜

「。。。。。。?」

わたしと旦那が幾度となく話し合いをしてその結果、病院に連れて行こうと決意し、義母の家に話に言ったこと。
忘れてるんじゃないか?
怖かったので、義母に何も言えなかったけど。まぁいいか。

そして話はつづき、

「長男(旦那)は、かまってちゃんやもんな。」

「、、、、、。」

ふりがキツすぎる。
次男、三男のことはあれやこれやと話していたのに、長男のことになると一言ですませる義母。

この発言はボケとは関係ない気がするが、義母と長年付き合ってきたのでこのような会話においての対応はわかっている。

どんなに事実とかけ離れていても、いちいち否定しなくていいのだ。
ふんふん。と話を聞いて笑っていればそれでよし。


そうこうしていると野鳥のサギが見えた。

「あっ!サギがおる。」と義母が発見して

サギを見ながらそのまま止まらず歩いた。
ふと、進行方向に目を向けて、もう一度サギの方を見たら義母がサギを見失った。進んだのでちょうど木の枝で見えにくくなっていたのだ。
そうすると、あれ??

さっきサギおったよな。どこ行った?

と、その場で360度回転してサギを探した。

サギがどの方角にいたのかがわからなくなったのだ。

木の隙間から見えるよ〜と教えても
義母はサギを見つけることができなかった。

今日は義母と一緒に歩きながら話しているので、義母がボケていることの悲しみが景色と運動の最中ということで少し軽減されていたと思う。

この前の辛い気持ちにはならなかった。。。

おしゃべりウォーキングは一番いい方法なんじゃないか?と思えた。

ボケている側も、それを受けとる側も。

往復1時間歩いて帰ってきた時には義母の足がガクガクになっていた。
歩き方もおかしくて、筋肉痛がきていると言った。

最後に、歩くことを忘れさせないために万歩計の記録をつけることを勧めた。
「今日は何歩あるいたのか。毎日記録するとモチベーションにもつながる  し、一目で量がわかっていいよ。」
「そっか。やってみるわ。」
と言ってくれたけど本当にするかな?と半分信用せずに自宅に戻った。

次の日、ウォーキングの疲れが出ていないか
様子をみに義母宅によってみた。

すると、ちゃんと記録をつけていた。
それに今日もスーパーに歩いて行ったようだ。

よしよし。

この調子で義母の筋力を取り戻していこう。

先は長いけど。。。
きっと筋力は戻ってくるはず。

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