社長の独りよがりではDX出来ない!

IT導入診断士でDX学校神戸校講師の埴岡です。

中小企業のDXに必要なもの?

ズバリ!
社長として、「従業員の気持ちの理解」です!
※エンゲージメントの向上

DXに必要なものと考えた時、
ITツールや経営理念、明確なビジョンなど色々ありますが、
今回は従業員の気持ちや意識にスポットをあててみます。

私は兵庫県中小企業家同友会中はりま支部に所属しています。
昨日(2022.11.15)ブロック会がありました。
このように経営者仲間と情報交換をよくおこなうのですが・・・、
いつも感じる事があります。

それは、
中小企業の経営者って
「独りよがりだなぁ~」ということです。
勿論、私も含めです。(^^;

中小企業の経営は独りよがりじゃないとやっていけないとも思うし
そこに魅力がありリーダーとして活躍できるのだ。とも理解しています。
私も35年の経営者だから。

しかし、そこじゃないんです。
フロンティア精神のことではなくて、
事業を守り成長させていくために必要な、
マンパワーの結集でありその最大化の部分です。

簡単に言いますと、
従業員の力であり、人事の世界で言うエンゲージメントです。

経営者は言います。
「なぜ、これが出来ないんだ!」

従業員は思います。
「指示もないのに出来ないでしょ!ムリムリ!」

経営者は続けて、
「先を見て仕事をやれ!」

従業員は、
「良いと思ってやって怒られたこともあるし、
話はコロコロ変わるし、どの先を見れば良いの?」

「やって怒られるくらいならやらない方が楽だし、
やったところで給与は変わらないし!」

概ねこれが実態です。

では、なぜこのような意識の違いが起こるのでしょうか?
基を正せば、実はカンタンです。

経営者は、Time is Money です。
しかし従業員は、Time = Money なのです。

「銭金の問題ではない!」と言いますが、
やはり最後は銭金の問題です。

しかし、その前にエンゲージメントもあります。

エンゲージメントとは、
帰属意識とか会社への貢献意欲などと解釈されますが、
所謂、モチベーションに繋がる従業員の気持ちや意識の部分です。

エンゲージメントを高める事が出来れば
ITツールもIT化戦略もドンドン進みます。
一部に、中小企業のIT化の遅れは、
従業員の反発にあるとも言われていますね。

従業員の気持ちや意識(エンゲージメント)を考えない
社長の独りよがりでは、DXの道は大変険しいものになるでしょう。


最後までお読み頂き有難う御座いました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?