オムライスはごはんもりもりのケチャップ派
オムライスはふわふわトロトロのものより、ごはんがもりもりと詰まっていて、薄皮のたまごでくるんだ上に、ケチャップがどろっとかかっているオムライスが好きで、昔ながらの洋食屋さん、定食屋さん、カフェというより喫茶店、オムライスがメニューにある街中華屋さんを時々巡っている。
昔、オムライスを食べたいと騒ぐ小さかった私に、おばあちゃんがつくってくれていたオムライスは、ほかほかの炊きたての白いごはんを、薄く焼いたたまごでくるっとくるんで、ケチャップをたっぷりかけてくれたものだった。今思えば、オムライスではなく「卵焼きで包んだごはん、ケチャップがけ」なのかもしれないけれど、私はそのごはんがもりもり詰まったオムライスが大好きで、大人になった今も、どちらかというと昔ながらのスタイルのオムライスが時々無性に食べたくなる。
昔ながらのお店に行く理由は、好きなオムライスが食べたいこともあるが、食べたいものが一気に目の前に現れるスタイルが好きだという理由もある。食べる前にわぁーっと気持ちが高揚するし(大体こういうお店を巡る時はひとりなので、ひっそりと、人知れず高揚)、自分のペースと順番で、味わって食べることが出来るので、存分に食べることを楽しむことができる。周りを見てみると、おいしそうにガッガッとごはんを掻き込んでいる人がいれば、新聞を広げてゆっくり食べている人もいて、お店の人はせっせっと炊きあがったごはんを混ぜていたりして、そんな雰囲気の中で、自分も自分なりのペースで寛ぎながら食べられるのがとっても良いのだ。そしてお財布にも優しいという良いところもある。私の自分へのご褒美ごはんは、大奮発しても1500円くらい。でも、これでとっても十分だし、私にはちょうど良い。
書いていたらおなかが空いてきたな、週末は久しぶりにお散歩がてら隣町の中華屋さんにでも行ってみようかな。
(写真の時に訪れたお店:新橋の洋食屋 むさしやさん)
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