もう少し、眠らせて

目覚めの光に
歯向かうことが、許されるのなら

それでも
光を纏う風が、吹き抜けて
はじまりのベルを、撫でてゆく

いまなら、触れられる気がして

僕は、静かに目を覚ます


photo by amano yasuhiro
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