見出し画像

N2BRM群馬200よしおか 水上にんにく ~シャーマンに自転車死す~

今回の出走について

今年は10月の200km3連戦で終了することにした。激坂の荒船風穴、雨のはじめての200。今回は200kmで3500m前後とかなり登るものの、全体的に優しく作られている。一昨年に同じコースで開催されており完走している。

体もできているし体調も良い。天候の予報も悪くはない。余裕だ。


結果:100km地点の水上駅でDNF(リタイア)

画像1

クランクの付け根からグリスがゲロのように吹き出しちゃってますね。

画像2

クランクを取り外すとボトムブラケット(BB)が爆裂した。

しかも、中身が腐っているらしい。


こんな状態で走行をしていたらしい。前週のはじめての200kmでは違和感はなかったが…どうしてこうなった。


振り返って、出走から見ていこう

神奈川から来たマカロンと同時刻スタート。今日は登る、急ぐ理由も無いし、多少向かい風。ポタリングと変わらないゆっくり速度で進む。マカロンもこのペースでいいのか、100kmでDNFするまで一緒だった。

今日は微妙にギアの変速が良くない。シフターのワイヤーが伸びたのか。いやな予感がする。


55km地点から本格的な登り

群馬県の風土や道路の作りなどTIPSな話をしつつ旅は順調。変速はコンビニで調整して改善した。55km地点から約400mほどの登りに入る。無理ないペースでこなしていく。

今度はペダルにクリートがうまくハマっていないような感覚が発生する。

クリートもかなり摩耗して削れているからペダルとのかみ合わせが悪いのかもしれない。走りづらさを感じつつピークへ。



雨が降る、虹を見る

言い忘れていた、マカロンは高名なシャーマンの1人である。

若くもその才能を見いだされた逸材で「目的地前の集中豪雨」を得意とするらしい。

ピークに着くやマカロンは告げる


「雨が降りますね。下りで雨具が必要になるかも」


画像3

雨は降ってないんだけど…なんで…とダウンヒルを開始。ちゃんと雨は降り始めた。途中、綺麗な虹が見えたので2人して立ち止まる。マカロンは雨具を着込み始める。


「おー、虹なんて凄い久々だ!」と子供のようにはしゃぐ私に、いい笑顔でマカロンは言ったのです。


「俺は今年、4回目ですけどね。ライド中に虹を見るの」


そんなマウンティング初めてだよ



82km地点のPC(赤谷湖)~水上駅

コンビニのPCで10分ほど休憩。水上以降に食事スポットはたくさんあるので、私とマカロンは1口程度の食べ物と水分だけを補給する。

マカロンに私は「雨は上がってくれた。雨雲レーダーを見ると、もうこの先は降ることはないだろう」と話しかける


「そうですね」と言いながら、彼はレジ袋を右足につっこみ、その上から靴下をはいた。


その瞬間、雨が降り始めたのだ。もしかして、雨具的なのを着ると降る仕組みなのかな。


画像4

ここから水上駅までは300m程度の峠を超える。比較的ゆるやかで登り口からは雪をかぶった谷川岳を見れて美しい。登りは初めてすぐ、はやとさんが追い抜いて行った。

彼は「ジョニキの挑戦状」というチャレンジで急いでいるようだ。その過酷なチャレンジは涙なくして読めないだろう。URL貼っときます。

http://hatoya406.blog.fc2.com/blog-entry-105.html


彼を見送りマカロンと登る。クリートがうまくハマってないような違和感は頻度を増す。ギアがうまく合ってないようで、ペダリングも負荷が抜けたりと露骨に異変を感じる。

ふと、チェーンリングを見ると左右にブレて回転しているような? ジッと見つめるとやはりブレている。このブレが全ての違和感の元らしい。

ピークに辿り着くチェック。クランクをさわるとガクガクと動くし、BBからはグリスが溢れ出ている。BBが壊れて雨が入り込んだのだろうか。


僕「マカロンさん、DNFになりそう」

マカロン「下るから、雨具を着たほうがいいですよ、本当に」


話をあまり聞いてくれないけど緊迫感を感じるので、黙って雨具を着て下る。雨の量が露骨に強まるのを感じる。気温は5度だから凍えるようだ。


水上駅でDNF

画像5

雨…降ってるね…。マカロンが「DNFですか!」と元気よく声をかけてくる。


どうして凍えるような寒さと雨なのに、あなたは笑顔なのですか?


彼を見送りちょうと20分後の電車に乗り込んでこのブルベは終了した。そのまま、何故かBBを余らせているという先週200kmを一緒に走ったジョニーの家に向かう。

画像6

気軽に部品交換のつもりが、冒頭のようにBBはバラバラに吹き飛んだ。部品の一部が外れなる深刻な事態に陥ったのだ。一般住宅から次々に工具が登場するが、部品は取れない。


最終的には小型の電動カッターで部品を削ることになる。

住宅街になりひびく金属の切削音と火花。


大変なことになっちゃったなぁ…

2時間の格闘の末、修理は完了。自転車屋なら3時間、店によっては1ヶ月入院コースとのことで、本当にサンキュー。ジョニー。あんた何者だ。


エピローグ

数日後、家でローラーしたらものすごいペダリングがスムーズになりました。3連戦、シャーマン四天王のうち3人が登場する苛烈な10月でしたね。雨でやられたのは私ではなく自転車のほうでした。

定期的にメンテナンスしないとダメだぞみんな!!

では、次のブルベで!みんな群馬のブルベにエントリーしてね♪


[合わせてどうぞ]
⇓ 妻のおっぱいを揉み続ける日記もどうぞ! ⇓

https://note.com/hang_uduki/n/n0174d36ad292



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?