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「聞いていない風」の子どもが、もしかしたら「聞いている」かもしれないという話。

「あたりまえ」がくつがえる瞬間がたまらなく好きなJUNです。

ちょっと、情報収集をすれば、「えっ、意外!」なんて事実は、山ほど見つかります。

しかし、その中には、「知らなきゃよかった・・・。」と思うものが紛れ込んでいることもあるのです。

本日は、そんな話題。

「教師」という立場では、「あまり子どもさんには読んでほしくない。」という思いは正直あります。

しかし、「知ってしまったんだから書くしかない!おもしろいし!」という出来心で、ここに記しておきます。

一応、確認ですが、僕はこの事実を隠すつもりもなければ、糾弾するつもりもありません。

単なる「おもしろさ」のみ、モチベーションとして書いていますので、都合がわるいなと思ったら、心の中にしまっておきましょう。

▼「聞いていない子ども」が「聞いている」という話。

子どもたちに向かって話をしたことのある大人の方々であれば、きっと納得していただけると思うのですが、

「あれっ、あの子、話聞いてないんじゃね?」

と、感じるときって、まあまあありますよね。

話慣れしている「教師」は、様々な方法を駆使して、その子にアプローチするでしょう。

そんな”あるある”のやり取りには、

「『ながら聞き』は、話の内容が伝わらない。」

という前提があるからに違いありません。

新米教師の時、先輩から教わったのは、

「しっかりと子どもたちの作業を止めさせて、全員が話を聞く姿勢になってから話を始めるんだよ。」

ということ。

先輩方すみません。発見してしまいました。実は、

「いたずら書きをしているような子どもほど、話の内容を理解している。」

という実験を。
#ネガティブな感情が成功を呼ぶ

デイヴィッド・グリーンバークさんが、古い文書を調べたところ、

「アメリカ合衆国大統領44人のうちの26人が、書類の余白にいたずら書きをしていた。」

ということが分かったのです。

世界最強国家の大統領ですから、国家の重大問題について議論していたに違いありません。

いや、むしろ、議論を引っ張っていくのは大統領のはず。

そんな大統領26人が「いたずら書き」をしていたということが驚きですよね。むしろ、何を話し合っていたときに何を書いていたのか、詳しくお聞きしたい。

話は逸れましたが、今回の話しのポイントは、

「いたずら書きをするくらい『マインドレス』な状態の方が、話の内容に集中できているんだよ。」

ということ。

グリーンバーグさんが行った実験では、

「いたずら書きをしていた人の方が、25%も多く出来事について覚えていた。」

というから驚きです。

そういえば、「あくび」も「起きようとがんばっている姿」ととらえると、一概にわるいとも言えない。

「いたずら書き」も、

「退屈な話を何とかしてインプットしようとする努力のたまもの。」

と捉えれば、ノートの隅に書かれたくずれたキャラクターにも花丸をあげたい気分になるかもしれません。

▼まとめ。

本記事では、「話を聞いてない風でも、もしかしたら・・・。」という内容をまとめました。

繰り返しますが、僕は「いたずら書き」を容認するでも、糾弾するでもない、超絶フラットな立場で書いております。

ぜひぜひ、「もしかしたら。」という可能性を信じつつ、子どもたちに接してみてくださいね!!


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