【子育て】子どもに教えてあげたい!情報収集する上で、注意すべきこととは。
人生の最大の目標は「長生き」であるJUNです。
とにかく、変わりゆく世界が見たいのです。
10年前にさかのぼれば、現代がこんな感じになっていることを予想した人は、ほとんどいなかったでしょう。あの猫型ロボットだって、予想できなかったのですから。
ということは、今から10年先も、僕たちには予測不可能ということです。
そんな未来をつくっていく子どもたちに対して、伝えたいことを記事としましたので、ぜひとも、子どもさんへアドバイスをしてあげてくださいね。
▼情報収集でおちいりがちな罠とは。
先日、こんな記事を書きました。
簡単にいうと、
「情報があふれている世界だから、全部理解しようとするのは不可能。だからこそ、自ら必要な情報を取りに行く姿勢が必要だよ。」
という内容です。
もちろん、この主張にうそはないのですが、一つ重要なことを言い忘れましたので、ここに記します。
その重要なこととは、
「情報を集めれば集めるほど、『分かったつもり』になりやすいから注意してね。」
というアドバイスです。
そう、僕たち人間は、「情報を集めて詳しくなればなるほど、もう分からないことなんてない。」と錯覚してしまうのです。
あなたにも経験はないでしょうか。
仕入れてまもない取れたてほやほやの情報を意気揚々と同僚に話してみましたと。すると、同僚も食いついてきて質問を返してきた。
そして、その質問に答えられなかった。
なんてこと。
やっぱり、話し合いって大切なんだなって思いますよね。
僕たちは、質問をされることで、「あれっ、そういえばそれは知らないな。」なんてことが往々にしてありえるのです。
ここでおもしろい実験があります。
オレゴン大学のポール・スロヴィックさんが競馬予想の質について調べた有名な実験です。
スロヴィックさんは、競馬参加者たちに提供する馬の情報を量を徐々に増やしながら、
「自分の予想にどれくらい自信があるのか。」
を聞きました。
すると、
「与えられた情報量が多いほど、参加者たちの自信の度合いが高かった。」
ということが分かったのです。
#NewsDiet
なんともおもしろいですよね。
情報量が増えれば増えるほど僕たちは、「用心深さ」や「疑い」、「謙虚さ」が消え失せ、「絶対的な自信」を抱いてしまうのです。
▼子どもに伝えておくべきこと。
ここまで、「人間は、情報量が増えるほど自信過剰になるよ。」という内容を書いてきました。
これは、子どもさんにもぜひとも教えておきたい情報ですよね。
きっと、多くの子どもさんが、これから様々な媒体を使って情報を獲得していくでしょう。
そのときに、ちょっと調べたからと言って、それが全てだと思ってしまったり、情報収集を止めてしまったりすることにより、そこから生まれる変化を獲得することができなくなってしまいます。
そこでおすすめするのは、先ほども書きましたが、
「友達と情報共有する。」
という方法です。
これは、勉強法にもかかわってくるのですが、
「自分の獲得した情報を誰かに説明する。」
という過程は、一番効果のある勉強法として知られています。
だからこそ、自分の勉強だと思って友達や家族に話してみることがとても大切なのです。
そして、その話し合いから生まれた疑問をさらに追求することで、その分野において、確実に質が高まります。
だからこそ、簡単に満足することなく、常に追い求めていく姿勢が大切なのです。
▼まとめ。
本記事では、「簡単に分かったつもりになってはいけない!」という教訓じみた記事となりました。
ぜひとも、子どもさんが獲得してきた情報は、親御さんと共に一旦話し合ってみることをおすすめします。
その話し合いがとっても楽しければ、きっと子どもさんは再び情報を獲得に走るでしょう。
ぜひとも、とことん追求する楽しさを子どもの頃に味合わせてあげてくださいね。