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必ずチェック人間関係

いよいよ新年度がスタートしました!4月は、職員にとっても出会いの季節。僕の相方は、総合で面白い実践を積み重ねているチャレンジ精神旺盛な若者です!「互いの学級で刺激し合い、子どもたちを飽きさせることがない学年経営をしていこう!」と固く誓い合いました!本日は、新しい環境になった子どもたちだからこそ見えてくる、確実にチェックしておきたい人間関係について記事を書こうと思います。

4月の時点でクリアしておきたい心配人間関係。

4月の時点でクリアしておきたいポイントはいくつもありますが、大前提としては、学級を安定させることに力を注ぐ必要があります。学級が安定というのは、人間関係の安定が深く起因します。そして、人間関係を安定させるためには、教師の戦術が欠かせません。しかしながら、机上の空論では使い物になりません。目の前の子どもたちに合わせて、適した戦術を立てていきましょう。その際に、キーパーソンとなるべき子どもの様子を3つ紹介します。

①支配者的BOSS
②固定いじられキャラ
③NO自律

①支配者的BOSS

支配者的ボスの存在感は学級に甚大な被害をもたらします。詳しくは、#BOSS対応法を別記事にまとめましたのでご覧あれ。教師としては、何としても抑えておきたい存在です。ただ、勘違いしてはいけないのは、抑えるというのは力づくということではありません。彼等は、人を惹き付けるカリスマ性をもっています。その才能を抑えて管理してはいけません。あくまでも、そのカリスマ性を学級経営方針とすり合わせ、彼等を生かすような戦術を考えましょう。

②固定いじられキャラ

学級の中には、「いじられキャラ」として存在する子どもたちもいます。その良し悪しを見極めなければなりません。友達関係として成立している場合。互いに理解し合って、「いじっている」場合は、ときどき起きる「やりすぎケンカ」に配慮すれば良いのですが、本人が「良し」としていないのに、いじられているという場合があります。前年度からいじられキャラが継続している様子が見られたら、いじられている本人にさり気なく気持ちを聞きましょう。間違えても、いじっている子どもに直接指導してはいけません。順番は、「いじられている子ども」→「いじっている子ども」の順番で聞き取りましょう。

③NO自律

チェックしておくべき人間関係として、「自律しているか」の確認も重要です。高学年になると、互いに足を引っ張り合い、自分の実力を上手く発揮できない人間関係の構築をする子どもたちがでてきます。そうなってしまうと、学習にも友達関係も負の連鎖を呼び込みます。その連鎖となる前に、自律していない子どもをチェックして「自分で判断する大切さ。」「自分の目標に向かって行動する大切さ。」を伝えていきましょう。

ここまで、チェックしておくべき3つの人間関係について紹介しました。

・友達の顔色をうかがうあまり、自分の意見がいけない。

ような子どもの様子が見られたら、BOSSの存在が疑われます。

・活動の際、いつも押し付けられている。

姿が見られたら、固定いじられキャラである可能性があります。

・何かを決める際、友達の意見を気にしながら決定している。

ような子どもは、自分に自信がなく、自律できていないことが多いです。

子どもたちの関係性をしっかりとみとり、4月中に「調整」しましょう。それが、これから始まる長いようで短い1年間の学級経営を安定させることにつながるのです!

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