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「ネガティブ」を「ポジティブ」に変える「再評価」の力
人生はよいことばかりではありません。
望んでいなくともネガティブはやってきます。
本記事では、そんな「ネガティブ」を「ポジティブ」に変える簡単な方法を紹介します。
できることなら避けて通りたいネガティブですが、使い方によっては自分自身を成長させてくれる強い味方にもなるのです。
ぜひとも、本記事で紹介する「再評価」という方法を実践し、あなたの成長につなげてくださいね。
▼ネガティブから立ち直るための考え方
ネガティブから立ち直る力のことを「レジリエンス」なんて言われます。
このレジリエンスですが、”立ち直る”のところがポイントで、「ストレスを受けても動じない人」とか「どんな状況でも楽しそうにしている人」が「レジリエンス強者か?」と言われると、そうでもない場合があるのです。
というのも、真にレジリエンスを発揮している人というのは、
「ストレスに直面した時、行動できる人」
のことを指しているからです。
よくある勘違いとしては、
・ストレスを受けても耐え忍べる人
・ストレスをうまく避けて通る人
みたいな「我慢強さ」とか「先延ばし」をレジリエンスと捉えてしまうと、間違った方向へ進んでしまうので注意です。
ということは、ネガティブな状況において思い悩んだり立ち止まっていたとしても、
「昔の自分よりも少しだけ前向きに行動できているぞ!」
と、振り返ることができたのなら、あなたは「レジリエンスを発揮している!」と言えるのです。
さらに、思い悩みがちな人に多いのですが、
「この状況から逃げてはいけない…」
と、自分を追い込んでいくのも間違ったレジリエンスです。
例えば、日常生活の中にどうしても気が合わない人がいたとしましょう。
間違ったレジリエンスは、「その人との関係で受けるストレスにどうにかして対処しようとすること」です。
このような状況で正しくレジリエンスを発揮するには、
「どうにかしてその人がいない環境へ自分から移動すること」
でしょう。
もちろん、どうしても変えられない状況もあると思いますが。
自分の目標を叶えるためには、どうしてもその人を経由する必要があるかもしれません。
しかし、自分がストレスに晒されて思い悩んでいるのなら、「どうにかしてこの環境を変えられないか?」と考えて行動することこそ、レジリエンスを発揮した状態なのです。
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▼ネガティブを乗り越える「再評価」の力
ずっと前になりますが、こんな記事を書きました。
「不登校」ときくと、今のところネガティブなイメージの方が多いのですが、そうじゃないんだよという内容になっています。
その中で、「世界の変え方」を語っているのですが、ネガティブに対してもこの考え方が使えます。
コロンビア大学のケビン・オクスナーさんは、実験の参加者に「教会の前で泣いている人の写真」を見せました。
#最高の脳で働く方法
なぜ、教会の前で泣いていると思いますか?
理由はどうあれ、人間には「共感力」がありますから、写真を見せられた人たちも、「悲しい気持ちになった」ということでした。
しかし、そこに衝撃的な変革がおきます。
「実は、これは結婚式の場面なんですよ~」
という「再評価」が入ると話は違ってくる。
「さっきまで『悲しい涙』だと想像していた被験者たちは、一気に『うれし涙』であると感じ始めた」
というのです。オクスナーさん曰く、
「私たちの情動反応は、世界に対する自分の評価から生じており、自分の評価を変えることができれば、情動反応が変わる」
まさにこれ!
覚えておいて損はないでしょう。
「僕たちの『感情』は、自分の『見方』に左右されている」
のです。
また、バージニア大学教授のティモシー・ウィルソンさんの研究では、成績の振るわない学生を対象にこんなことを行いました。
#残酷すぎる成功法則
「『私はこれができない』という認識を『コツさえつかめば大丈夫』と再評価させた」
のです。
するとどうでしょう。
「成績が振るわなかった学生の次の年の成績が上がるだけでなく、中退率も下がった」
というではないですか。
このように、自分が思い描いているストーリーを別の解釈で「再評価」することは思った以上の効果があるのです。
ちなみに、
・初対面の人に温かいコーヒーを渡しておくと、『温かい人』と認識される
・悲しい映画を見たり曲を聞いたりした後は、悲しい状況に注目しやすい
・いい天気だと何事もうまくいっていると感じやすい
なんて、うそみたいな単純なことで、簡単に僕たちの見方・考え方は左右されてしまうのです。
そんなことを頭に入れつつ、ネガティブに対処すれば、
「あれっ、確かに悲しくはなったけれど、そんなに落ち込むことか?」
と、「再評価」のチャンスを見出せるかもしれません。
▼まとめ
本記事では、「世界は自分が思ったとおりに再評価できる!」という内容をまとめました。
ちなみに、再評価の力をより強めるためには、「その評価が正しいことを信じ続ける」のがポイント。
「自分は勉強ができるようになる!」と決めたのであれば、勉強ができる風を演じきることが大切なのです。
もちろん、「行動」と結びつけることは忘れてはいけません。
「俺は勉強しなくても点数取れるから」とどれだけ強く信じたとしても、実際に勉強をしなければ思い通りにはならないでしょう。
ぜひとも、「再評価」からの「行動」を通して、「ネガティブ」をあなたの成長につなげてくださいね。
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