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「ホワイトスペース」確保の落とし穴~避けるべき5つの悪習慣~

忙しい現代社会において、ホワイトスペース(心身の余白や休息の時間)を確保することの大切さは、もはや説明するまでもないでしょう。

しかし、ホワイトスペースの確保って、意外と難しい。

というのも、僕たちが知らず知らずのうちに身に付けた「習慣」が、ホワイトスペース確保を邪魔しているのです。

本記事では、心の平安を保つために必要不可欠な「ホワイトスペース確保を邪魔する5つの悪習慣」を紹介します。

ぜひとも、ご自身の生活を見直すきっかけとしてみてくださいね。

動画はこちら👇


▼避けるべき5つの悪習慣

では、5つをさくっと見ていきましょう。

①スケジュールを詰め込みすぎる

多くの人が陥りがちな罠は、「効率的に時間を使おうぞ!」という意識の高さから、スケジュールを詰め込みすぎることです。

脳は休息と刺激のバランスを必要としています。

だからこそ、常に何かをしている状態では、創造性や問題解決能力が低下してしまうのです。

この悪習慣の対策としては、「意図的に『何もしない時間』をスケジュールに組み込むこと」で回避できます。

これまで忙しく馬車馬のように働いてきた人にとっては、「何もしない時間」なんて恐怖でしかないのは分かります。

しかし、少しだけ捉え方を変え、「何もしない時間は、生産性を高める投資なのだ!」と考えてください。

あえて仕事時間をホワイトスペース化して削ることで、「本当にやるべきこと」が精選され、生産性を高めるはずです。

②「暇」な時間を何かで埋めようとする

スマートフォンの普及により、ちょっとした隙間時間も何かで埋めようとする傾向が強まっています。

待ち時間や移動時間に、すぐにSNSをチェックしたり、ゲームをしたりすることで、本来ならホワイトスペースとなるはずの時間を潰しているのです。

この習慣は、常に外部からの刺激を求める依存症的な状態を作り出し、自己内省や創造的思考の機会を奪います。

この悪習慣の対策としては、「ちょっとした隙間時間は『ぼ~っとする』と決めておく!」というのがおすすめ。

「ぼ~っとする」というのも、結構な恐怖であるのも分かります。

それなら、「遠くにある自然の緑を見つめる」なんて目的化したらいかがでしょう。

科学的にも、「短時間緑を見るたけでもリラックス効果がある」と確かめられています。

ふと訪れたホワイトスペースチャンスを有効的に使うためにも、心を落ち着かせ、内なる声に耳を傾ける機会としてくださいね。

③デジタルデバイスに過度に依存する

現代人の多くが、スマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスに過度に依存しています。

これらのデバイスは便利な反面、常に接続されている状態を作り出し、真の意味でのオフタイムを難しくしているのです。

通知音や振動に反応し続けることで、脳は常に「オン」の状態となり、深いリラックスや集中を妨げます。

この悪習慣の対策は明白で、「デジタルデトックスの時間を設ける」ことしかありません。

ただ、言う程簡単でないのは、デジタルデバイスというのは、僕たちの注意を引くように考えられデザインされているものなので、意識的に使わないようにしていても立ち向かうことはできません。

例えば、「就寝前の1時間はデバイスを使用しない」と決めたところで、手の届く範囲にあれば、その約束は長続きしないでしょう。

なんと、「枕元にあるだけで、睡眠の質を落とす」なんて報告があるくらいですからね。

「寝室ではない場所に置いておく」というような工夫を駆使し、ホワイトスペースの確保を実現してくださいね。

④「忙しさ」を美徳と考える

スケジュールがびっしり埋まっていると、何となく仕事をしているように感じてしまうもの。

この悪習慣には、最近の若者間では薄くなってきたようですが、「忙しい=正義!」という昔ながらの価値観が影響しています。

しかし、ほんの少数の特別な人以外は、休む間もなく働き続けることで生産性を確保することはできるはずがありません。

息つく暇もなく働いた結果が、生産性を下げ、ストレスを増大させるなんて元も子もないゴールにたどり着くなんてことは避けたいですよね。

実際には、適度な休息や余白の時間が、長期的な生産性や創造性、そして人生の質を高めるのですから。

この悪習慣の対策としては、「『忙しさ』と『生産性』は別物だということを認識する」しかありません。

質の高い仕事や充実した人生には、適度な余白が不可欠なのです。

⑤休息に罪悪感を感じる

ホワイトスペースの重要性を理解していても、実際に休息を取ろうとすると罪悪感を覚える人も少なくありません。

「もっと働くべきだ」「休んでいる場合ではない」という内なる声に囚われ、必要な休息を取れなくなってしまいます。

この罪悪感は、休息の質を低下させ、結果的にストレス解消や心身の回復を妨げます。

この悪習慣というか悪思考の対策としては、「休息は贅沢品ではなく、生産性と健康を維持するための必需品だと認識」を改めましょう。休息を取ることで、長期的にはより多くのことを達成できると考えるのです。

▼まとめ

本記事では、「ホワイトスペースを確保することは、人生を充実させるよ!」という内容をまとめました。

ホワイトスペースとは、「何もしない時間」という消極的な時間の使い方ではありません。

ホワイトスペースは、創造性を育み、問題解決能力を高め、心身の健康を維持するための重要な投資なのです。

意識的にホワイトスペースを生活に取り入れることで、より充実した人生に近づくのです。

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