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問題にぶち当たったときの4つの選択肢とは

人生をゲームとすると、「問題」にぶちあたることは「イベント」です。

どれだけ、波風立たないような生活を望んでも、「問題」というのは向こうからやってくる。

経済学者のアルバート・ハーシュマンさんによると、問題に対する人間の反応は4種類に分類できるそう。

もちろん、問題解決につながる方法もあれば、「それ、選んだら…」というおすすめできない方法もある。

ただ、分かっていてもついつい選んじゃうというのも人間のかわいらしいところですよね。

本記事では、人間が問題にぶち当たった時にどのような反応をするのかをまとめました。

繰り返しになりますが、問題は望んでいなくてもやってくる。

だからこそ、4つの対処法を知っておくことで、より正しい対処ができるのです。

ぜひ、読んでみてくださいね。

▼人間の問題対処法4つのパターン

まずは、どのような反応をするのか、4つのパターンをご紹介します。

それらは、ずばり、

①離脱
②発言
③粘り
④無視

これら4パターンになると何十年もの研究の積み重ねで確認されているのです。

では、4つの対処法についてよしあしを書いていきます。

①離脱

「離脱」と聞くと、根本的な解決にならないにおいがぷんぷんします。

しかし、離脱という判断がナイスな場合も大ありなのです。

それは、「もう自分の力ではどうしようもできない!」と悟った時。

世の中には、どれだけ頑張ったって変えられないものであふれています。

そんな状況にハマり込み、エネルギーを注ぎ続けるというのは考えただけで辛いもの。

そんな状況からは早々と離脱するという方法が効果を発揮するのです。

「根性」とか「粘り強さ」に長けた人ほど、「まだまだできる。」と頑張ってしまいがち。

「責任感」が強めとか「完璧主義」の人も、途中離脱を感情的な理由で回避しがちなことがあります。

ただ、「変えられない」という事実は変わりません。

いったん立ち止まり、「本当にできるのか?」と問い返し、必要であれば離脱するという方法もありなのです。

②発言

「発言」は、とっても前向きな方法。

積極的に改善しようという意欲が態度として表れている状態ですからね。

先生として授業をしている身からしてみても、授業とかクラスについて「あーでもない、こーでもない。」と発言してくれる姿はとても嬉しいものです。

そんな姿を見ていて、「みんなが積極的に発言してくれたらいいなぁ。」と思うのですが、そうはいきません。

実は、発言できるかどうかは、その人のパーソナリティだけでなく、状況にもよるのです。

具体的に言うと、「発言しよう」という気持ちになるには、

「自分の意見が変化をもらたすことができる」

という気持ちを抱いている場合でしか成立しません。

「離脱」のところでも書きましたが、その環境の責任者が、「変化することに前向きかどうか」により、発言の価値が決まってくる。

ぜひとも、リーダー側として活躍する人は、出された意見を頭ごなしに否定するのではなく、前向きに検討してあげてくださいね。

③粘り

「粘り」というのは、「我慢」とも言い換えられるでしょう。

反対側にある「離脱」と合わせて考えてみると、注意しておきたいことが見えてきます。それは、

「この問題は、粘って努力すれば解決できるのかどうか。」

ということ。

もちろん、解決できる見込みがあるのなら「すぐに離脱する」という判断はもったいない。

しかし、解決できる見込みがないのなら「粘り続ける」というのは、エネルギーの消耗戦になってしまう。

やはり、ぶち当たった問題について冷静に分析し、「離脱」するか「粘る」かを検討する必要がありそうです。

④無視

さて、最後に残したのはあまりおすすめできない「無視」でございます。

無視というのはご存じの通り「見て見ぬふりをする」ということ。

スキルアップ界で言えば、「無視」というのは何の積み上げにもならない方法で知られています。

目の前に積まれた「問題」をずっと無視し続けることによって、問題解決もスキルアップも何も進まないという地獄。

ちなみに、無視と仲良しなのは「先延ばし」。

「明日になれば解決するかも…」なんていう楽天思考も自分を苦しめる結果となりますのでご注意ください。

▼まとめ

本記事では、「問題にぶち当たると4つの選択肢があるよ」という内容をまとめました。

ぜひとも、この4つを頭の隅においておき、実際に問題が発生したときは、どれを選択するのかイメ―ジしてみましょう。

その場しのぎや高まった感情だけでは選択ミスをしてしまうかもしれません。

あくまでも冷静に、長期的な視点も入れて考えてみてくださいね。



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