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【勉強法】勘違い「勉強法」が、出回ってしまう理由とは。

過去記事を見直してみると「◯◯の罠」という題名が結構多く、自分のことながら精神的に心配になったJUNです。
#サイコパス疑惑

何かしら「意外さ」を出すために「罠」という言葉をついつい選びがちだということが分かりました。
#疑いが晴れた訳じゃない

本日は、そんな話題。

僕たちは、何の根拠もなく「正しい!」と思い込んでしまうことがあります。そんな、「罠」にハマらないよう考えながら読んでみてくださいね。

▶「勉強法」の「罠」。

勉強法に関しては「罠」がたくさん潜んでいます。例えば、

「覚えるまでとにかく書き続ける練習法が良い。」

みたいなもの。

本当は、

「練習をしたら暫く時間をあけて、記憶が薄くなってきたときに再び練習する。」

方法が記憶の強化にとっては「正しい!」とされています。

さらに、

「同じ系統の問題をとことん練習する。」

みたいなもの。これは、

「様々な系統の問題がごちゃまぜになって出てくる方が習熟度を上げる。」

とされています。

やはり、同じ問題を解き続けていると「あぁ、こうやって当てはめれば答えが出るのね。」と認識してしまい、問題がごちゃまぜになって出てくるテストになると、解き方が理解できてないなんてことになるのです。
#困ったら題名を見る勉強法

これらの例からも分かるように、

「まずは『問題をどう解くか?』という『判断力』が大切だ。」

ということ。

「問題文を読んで、『+、-、×、÷のどれなんだ?』が分からなかったら手も足も出ないよ。」

ということです。

このような事実があるのに肝心なテストに勉強になると、

「『分数のかけ算』という題名がついた同じ系統の問題をとことんやってしまう。」

という「罠」に陥ります。

そんなに堂々と題名がついていたら、「どうせかけ算でしょ。」となって、文章問題になったとしても、「はいはい、何と何をかけるんだい?」となるでしょう。これでは、問題は解けても判断力はついていないのです。

▶なぜ、「罠」にハマるのか。

僕たちが、「覚えるには反復練習すべし!」とか、「理解するまで一点集中!」とか、思い込んでしまう理由はたった1つ。

「自分がそうやって勉強してきたから!」

という理由に他なりません。

おもしろい実験に「絵と画家を覚える」というものがあります。被験者は、絵とその作者を覚えるときに次の2つの方法で学習しました。

A 画家と絵を対応させ、覚えたら次の画家へと移るパターン。
B 複数の画家と絵をばらばらに学ぶパターン。

さて、どちらがより学びが大きかったでしょう。

きっと、ここまでの記事を読んでいない人たちは、「絵と画家を1つずつ覚えていくAだ!」と答えるでしょう。しかし、より学びが大きかったのは、実はBだったのです。

やはり、「絵と画家をばらばらに学んでいった方が記憶への定着率は良かった。」のです。

しかし、この実験のおもしろいところは、ここからです。実は、

「結果としてばらばらに学んだ方が定着率が良いと出ているのに、被験者は、1つずつ学んだ方が良いと信じて疑わなかった。」

というのです。

間違った勉強法がなかなか払拭されないのはここに問題があるのです!

「『自分がこれまで取り組んできた勉強法にこそ価値がある。』と誰しもが信じたい。」

というところに問題の本質は潜んでいます!!

人間の「思い込み」というのは絶大な力を発揮します。それは、良い面でもあれば、残念な結果にもつながるのですが、ぜひとも、この記事を読んだあなたは、「自分はこうだった。」という昔話は控えめにして、「新しい学び方」を教えてあげてくださいね。

▶まとめ。

本記事では、「勉強法は、常にアップデートしていこう!」という内容をまとめました。

考えてみれば当たり前ですが、「人によって勉強法は違う。」ということも忘れがちになります。

しかし、大きな枠組みで見れば、法則はありそうです。

まずは、「勉強の仕方を知る。」という勉強が意外と大切なのかもしれません。そんな、新しい勉強法を追求している方は、ぜひサークルでも情報交換を使用ではありませんか!!

勉強は、子どもたちのものではありません。常に自分がアップデートし続け、子どもと共に「勉強」を楽しみましょう!!


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