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「めんどう」なことが人生を充実させる理由

人間は、気を抜くとすぐサボるという特性をもっています。

しかし、サボるということは、そうわるいことでもない。例えば、猛獣に突然おそわれたとしたら、限界まで働いたへとへと状態より、さぼりにさぼって大量満タン状態の方が、助かる確率は増えるでしょう。

現代においては、猛獣におそわれることもそうそうありませんが、生き残るために、体力も脳のリソースも省エネするという本脳は必要だったのでしょう。

そんな名残があるため、僕たちは、なるべく手を抜きたい思考に陥ってしまうのです。

ただ、「めんどう」だからといって避けて通れることばかりではありません。もっと言うと、その「めんどう」の中にこそ、あなたにとって大切なことが隠れているかもしれません。

本日は、そんな記事をまとめましたので、ぜひとも、めんどくさがることなく読んでみてくださいね。

▼僕たちは「めんどう」を求めている

まずは、ダン・アリエリーさんが発見したおもしろい事実を紹介させてください。

ある食品会社が新製品として、「ケーキミックス」を発売しました。

その新製品の目玉は、「とにかく手間がかからない!」という優れもの。今までわずらわしかった行程をなんともスムーズにクリアできる工夫がされていたのです。

満を持して発売したのですが、予想に反して「まったく売れなかった。というのです。

さて、売れなかった理由はなんだと思いますか?

この原因を確かめるため、今度は、「卵を加えるというひと手間が必要なケーキミックス」を発売したところバカ売れしたというのです。

この結果は、「めんどう」を嫌う僕たちからしてみれば?ですよね。

「手間のかからない商品」が売れず、「一手間加える商品」が売れるという事実。ここには、

「ケーキをつくるというイベントには、みんなで楽しくわいわい作業する。」

という付属品がポイントだったのです!!

言い換えると、

「何でもかんでも便利にすればよいというものではないく、その手間やめんどうな『過程』を楽しむようにできている。」

ということでしょう。

この事実から発想を広げてみると、

・〇〇狩り
・田植え体験(職業体験)
・BBQ
・食玩
・お手伝い

なんてまさに「めんどう」を楽しむことで成立しているものたちですよね。

僕自身、「竹の伐採体験」に子どもたちと一人5000円を払って参加しました。冷静に考えてみると、「手つかずの山に入り、荒れ果てた竹林を整備するという作業に対して課金して働いている」と言えます。

その課金にどのような価値があるのかというと、

・普段はできないような非日常体験
・仲間とわいわい作業するコミュニケーション

から発生する「思い出」に行きつきます。

そういえば、教育実習で小学校の先生体験をしたときのこと、担当の先生に任された漢字スキルの丸つけがすごく嬉しかったことを覚えています。

今となっては、日常的な作業になってしまいましたが、その作業が非日常であり、仲間と共有でき、さらに誰かの役に立つなんてことから、「めんどう」が「喜び」になるなんておもしろいですよね。

このような「おもしろさの仕組み」を生かせば、何とかして勉強もおもしろくできるのではないかと試行錯誤する今日この頃。

基本的に毎日提供される勉強ですから、どうしても「めんどう方面」へ流れがちなのですが、そこに楽しさを付与できるよう頑張ろうと思います。

▼まとめ

本記事では、「めんどくさいことでも、工夫によってはおもしろくなるかも!」という内容をまとめました。

ぜひとも、あなたの日常を非日常化し、「めんどう」の中に楽しさを見いだしてみてくださいね(^^♪

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