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【失敗④】世にも恐ろしい失敗ストーリー

これまで3回に分けて「失敗シリーズ」を書いてきました。

本日で4回目。

ここでいったん区切ろうと思います。
#新情報が出たら追記します

最後は、世にも恐ろしいシャレにならない失敗をご紹介しましょう。

「罪を憎んで人を憎まず」と言いますが、まさにその通りで、人間は「環境」によってまさか!という判断を選択する生きものです。

もちろん、道徳とか倫理とか十分に理解した上でのこと。

「正義」なんてのも立場を変えれば、どっちが正しいのかなんて分からなくなってしまいますものね。

それでは、勇気をもって読み進めてみてくださいね。


▼分かっていても「失敗」してしまう理由

小学校6年生に歴史を教えていた時のこと、

「せんせ~い。歴史なんて勉強して何の役に立つんですか?」

と、突然言い出した子どもがいたのです。

その時は、「えっ…何か意味あるでしょ…」と分かりやすく動揺したのですが、今なら「失敗から学ぶことこそ歴史を勉強する意味じゃい!!」と堂々と胸を張って言うことができます。

「歴史は繰り返す」とも言いますが、人間の失敗とか悩みとかって、今も昔も変わらないのです。

例えば、有名どころのガリレオ・ガリレイさん。

ガリレオさんが失敗したというよりも、ガリレオさんの「地動説」を信じなかった周りの人たちが間違った認識をしていたと言った方が正しいでしょう。

みなさんもご存じの通り、当時は「天動説」が定説でしたものね。

ガリレオさんは、自分の主張を信じてもらうために、「望遠鏡を覗いてくれ!見れば分かるから!!」と熱心にさそったとか。

しかし、当時の権力者たちは、望遠鏡を覗くことを拒否したのです。

これって、おもしろいと思いません?

ここからは推測ですが、望遠鏡を覗くのを拒否した人たちは、「自分の信じてきたものが変わってしまうことを怖れた」のではないかと思うのです。

これくらい人間と言うのは変化を怖れます。

むしろ、「間違っているよ!」と指摘されても、「いや、そんなことはないはずだ。絶対に正しいはず。」と諦めきれず、星の数ある情報の中から、自分の主義・主張を裏付けるような情報を獲得しにかかる。

何が言いたいのかって、ぼくたちはそれほど偏った価値観で生きていて、変化することを受け入れたくない特徴があるのです。

ちょっと切り口が違う失敗を1つ。

「コンコルド効果」というのは聞いたことがあるでしょうか。

「サンクコスト効果」の方が有名かもしれません。

簡単に言うと、「それなりのコストをかけたことは、失敗すると分かっているのに続けてしまう」という心理状態のこと。

「コンコルド」とは、イギリスとフランスが共同開発した超音速旅客機なんですね。

マッハ2.2の早さでお客さんを輸送できるということで期待されたのですが、完成途上で「あれっ、これってコストが高すぎて完成しても赤字じゃん…」と気づいたのです。

しかし、完成の目途が立ってしまっていることと、「ここまで作ったんだから。」という心理で、赤字機体をがっつり作り続けてしまったことから「コンコルド効果」という名前がつけられました。

このように、ぼくたち人間の「失敗」というのは、明らかに分かっている状態でも発生し得るのです。

▼世にも怖い失敗ストーリー

さて、ここからが本題。

「こんな失敗が起きるのね!」というものを3つ紹介します。

【怖い失敗①】信じていた治療法、実は効果がなかった!

昔から、ケガや病気はかなり厄介なものでした。

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