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「よい行動」を増やす、意外な方法とは

秋も深まり、体調を崩しやすい季節となってきました。
#いやな始まり方

ちなみに、あなたは頻繁に手を洗う方ですか?
#いやな始まりからの突然の質問

ちなみにちなみに、あなたに子どもがいたら、「手を洗いなさい。」と声をかける方ですか?

実は、この質問はおもしろい。

ないことを願って書きますが、「子どもには、きちんとしなさい!と言う癖に自分はやってない。」なんてことありません?
#ないことを願っています

ないことを願って書き続けますが、「人に厳しく、自分に甘い」という態度は、状況によってあり得るかもしれません。

そして、この人間らしい部分に「よい行動」を増やすとっておきの方法のヒントがあるのです。

そんなヒントを書いていきますので、子どもさんに「しっかりと手洗いうがいをしてほしい」と思っている親御さんは、ぜひ、読んでみてくださいね。

▼「よい行動」を増やす、とっておきの方法とは

早速の余談なのですが、「叱り方」にも作法ってもんがあることはご存じでしょうか。

「叱り方」をざっくり分解すると、「罪悪感」か「恥」かに分けられます。

この2パターンで絶対に絶対にやってはいけないのは、「恥」を用いた「叱り方」。

「その歳で手を洗わないなんて恥ずかしくないの?」

みたいに、「恥ずかしい感情」を呼び覚ますような「叱り方」は、子どもを心から傷つけるのでやめましょう。

もしも、叱るべき状況になったときは、

「手を洗わないと病気になるかもしれないよ。」

というように「事実」を述べるのに加え、

「あなたが病気になったらパパは悲しいし、もしも弟に風邪がうつったら大変でしょ?」

と、「罪悪感」の喚起を促すことで、「あぁ、弟のためにも手は洗わないとな。」と心の真ん中まで届けば、「よい叱り方」と言ってもいいでしょう。

余談が長くなりましたが、この余談にポイントが隠されています。

今回の記事でお伝えしたいこと、それは、

「自分のためでなく、『誰かのため』という視点を入れて伝えることで、よりよい行動をとることができるよ。」

ということ。

ここで、病院の医師や看護師に対して行われた実験をご紹介しましょう。

ある病院で、次のような2種類のメッセージが手洗い場に設置されました。

①手の清潔は、あなたを病気から守ります。
②手の清潔は、患者を病気から守ります。

それぞれのメッセージを設置したあと、手洗い場の石鹸とジェルの使用量の変化を調べたのです。
#ORIGINALS

結果は、もうお分かりですね。

そうです。②のメッセージを付けた手洗い場の方が、石鹸とジェルの使用量が45%も増えたというのです。

このカラクリは既に説明済み。

しつこくもう一度書いておくと、「自分のためではなく、『誰かのため』と思えたから手洗いが増えた」のです。もう少しつけ加えると、「あなたは患者の命を救う医者です」と、使命を強化することで、「手洗いも患者の命を守る仕事の1つ」と判断して手洗いをするようになるということも言われています。

やはり、人間は「自分のため」と意識して行動するよりも、「誰かのため」と思えたときの方が、より良い行動ができるのです。

▼まとめ

本記事では、「『誰かのため!』と思えた時に頑張れる!」という内容をまとめました。

自分でシェアしておいて何ですが、「あなたの行動は、『誰かのため』になるのよ!」という視点でアドバイスをすることは、とっても大切だと思うのです。

子どもの頃から、「他者視点」に立って考えることで、「自分の存在」を意識したり「他者との共存」を工夫するってとっても素敵ですよね。

様々な場面で使える視点ですので、ぜひとも場面に応じて応用してみてくださいね。



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