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「無料」表示のおそるべき効果とは。

9月に「子どもコーヒー屋さん」をオープン予定のJUNです。

【GLSサポーター】のみなさまのおかげで、牛歩ではありますが、着実に前進しております。

ということで、本日は、スタッフ向けの話。

いわばnoteを通じた業務連絡? 情報共有?のような話題。

ただ、幅広く使えるおもしろい話ですので、さくっと読んでみてくださいね。

▼「無料」表示のおそるべき効果とは。

「子どもコーヒー屋さん」では、その名の通り、「子ども」が主体となってお店を運営していくという、いわばリアルキッザニアでございます。

「子どもたちが子どもたちなりに考えてお店を運営し、社会とリアルにかかわろう!!」

というGLSの取り組みの1つ。

これまでは、地域のパン屋さんとコラボして「無料コーヒー」を提供してきました。

街中に出て、ご案内した子どもたちは直接味わっていましたが、

「案内メッセージの中に、『無料』を入れると、歩いている人がふりむいてくれる確率が高まる!」

ということは、気付いたはず。

それほど、「無料」という言葉には、秘められた力がある。

こんな実験もご紹介しましょう。

ダン・アリエリーさんによる実験を参考に書き記しておきます。

その実験では、二種類のチョコレートを販売しました。

販売されたチョコレートは、「100円の高級チョコ」「10円の庶民派チョコ」としておきましょう。

さて、あなたならどちらを買いますか?

アリエリーさんの実験では、「73%が高級チョコ、27%が庶民派チョコ」という割合でした。

さて、ここで「無料さん」の登場です。

「10円の庶民派チョコを無料」と表示し、「100円の高級チョコは、90円」としました。ご覧の通り、共に10円引きとなっているので、どちらがお得とも言えません。

しかし、ここからが「無料」の無双が始まります。

結果、

「高級チョコを買った人は、31%に激減。そして、無料とした庶民派チョコを選んだ人は、69%に激増したのです!!」

これが、「無料」という表示のもつ本当の力。

こわい言い方ですが、「無料」というのは「冷静な判断力を麻痺させる」と言ってもいいでしょう。

ちなみに、「無料」が効果絶大であり、料金の安さによる違いはないらしい。

例えば、「高級チョコを95円、庶民派チョコを5円」と互いに5円値引いても、お客さんの判断は変わらないということです。

やはり、「無料」になった瞬間に天地がひっくり返るほどの効果を発揮すると言うことですね。

これまでは「無料コーヒー」として活動してきました。

だからこそ、たくさん来てくださったお客様は、「無料」に引かれて来店された可能性が非常に高い。

もっと言うと、これまでの運営イメージはいったん捨て去り、改めて作戦を練る必要があるとも言えるでしょう。

ここは、おもしろい考えどころですね。

▼まとめ。

本記事では、「無料のもつ効果は絶大である!」という内容を書きました。

みなさんも「無料」に「判断力を0」にされたことありませんか?

何を隠そう僕もあります。

楽器屋さんに行って「ギターアンプ」を物色していたのです。

そこにさっそうと現れた店員さんが、言ったのです。

「このギターアンプを本日中にご購入いただくと、充電器をもう1つ『無料』でお付けしますよ!」

と。

「あっ、無料なら付けてください。」と言ったものの、充電器2つって何の意味がある?

アンプは1つなのに、充電器2つって。

えっ、ご自宅と職場用ってこと?

職場でギターアンプ使う人は、相当限られた職種ですけどね。

まぁ、「無料」ってのは、効果絶大ということです。



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